とうてい信じられない不幸を通じて私たちは、これまで冷遇してきた積弊を直視することになった。期待以下の国家の実力とレベルを目撃し、政府・政界・国民は「セウォル号以前と以後の大韓民国は変わる」と誓った。朴槿恵(パク・クネ)大統領は悲壮に「国家改造」を約束した。セウォル号は私たちに、新しい未来を切り開かなければならないという注文を残した。
この1年間、私たちはこの課題をどれほど忠実に履行してきたのだろうか。中央日報がセウォル号1年に合わせて実施した「国民安全意識」の世論調査の結果は非常に残念なものだった。市民10人中6.5人が「安全は変わっていない」と答えた。朴槿恵大統領はセウォル号事故の収拾策として国家組織の改編、官僚マフィア撤廃など10大改革課題を提示した。これに伴い海洋警察が解体されて国民安全処がつくられ、セウォル号3法もできた。しかしここに専門家たちが付けた点数は平均58.8点だ。落第点だ。マンネリズムに陥ったリーダーシップは行政府組織を変えただけ、無能と惰性は変わらなかった。
【社説】セウォル号から1年…いまだに何も変わっていなかった(2)
この1年間、私たちはこの課題をどれほど忠実に履行してきたのだろうか。中央日報がセウォル号1年に合わせて実施した「国民安全意識」の世論調査の結果は非常に残念なものだった。市民10人中6.5人が「安全は変わっていない」と答えた。朴槿恵大統領はセウォル号事故の収拾策として国家組織の改編、官僚マフィア撤廃など10大改革課題を提示した。これに伴い海洋警察が解体されて国民安全処がつくられ、セウォル号3法もできた。しかしここに専門家たちが付けた点数は平均58.8点だ。落第点だ。マンネリズムに陥ったリーダーシップは行政府組織を変えただけ、無能と惰性は変わらなかった。
【社説】セウォル号から1年…いまだに何も変わっていなかった(2)
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