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米司令官「北、KN-08実戦配備」…韓国は否認

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の大陸間弾道ミサイルKN-08。(中央フォト)

北朝鮮が移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)KN-08を実戦配備し、これに核弾頭を搭載して米国本土を攻撃する能力を確保したと、米国の軍当局者が7日(現地時間)公開した。

ゴートニー北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)・北部司令部司令官はこの日、国防総省のブリーフィングで、「北朝鮮はKN-08に核兵器を搭載し、本土に発射する能力を持っているというのが我々の判断」と明らかにした。続いて「現在それ(KN-08)が稼働中だと判断しており、我々はこれに対応して動いている」と強調した。ゴートニー司令官は「まだ北朝鮮がKN-08を試験発射するのは目撃されていない」としながらも、このように述べた。

その間、クラッパー米国家情報長官がKN-08が配備の初期段階に入ったと明らかにしたのに続き、米戦略軍のヘイニー司令官が北朝鮮が核弾頭小型化技術を一部確保したと議会の聴聞会で取り上げたことはある。しかし北朝鮮がKN-08を配備し、米国本土に核攻撃が可能という明確な発表は事実上今回が初めて。


ゴートニー司令官は、「北朝鮮がICBMに搭載する核弾頭小型化技術に成功したと判断しているのか」という質問に対し、「北朝鮮はこうした技術を保有している」と繰り返し答えた。

ゴートニー司令官はこの日、実戦配備と核搭載の可能性を裏付ける具体的な物証は公開せず、「情報機関の慎重な判断」と述べた。また「我々はKN-08が移動式であるため深く憂慮している」とし「我々がこれを発見して固定させた後に破壊する能力を妨害する」と話した。その一方で「北朝鮮がKN-08を発射する場合、これを落とすことができると確信する」と強調した。

ゴートニー司令官のKN-08配備発言は、カーター国防長官が日本に続き韓国を訪問する日程を控えて出てきた。

2012年4月の北朝鮮の軍事パレードで初めて登場したKN-08は射程距離6000-1万2000キロ、長さ17メートル、3段推進体で構成されたミサイル。その間、固定式発射台から発射するノドン・テポドンミサイルなどとは違い、移動車両に載せて発射する方式であり、さらに脅威だという評価が続いた。

しかし韓国国防部はゴートニー司令官の発言を否認し、波紋が予想される。国防部の当局者は「我々の国防情報本部が米情報当局に確認した結果、これは米国政府の公式的な立場でないという回答を受けた」とし「韓米間の公式立場は、北朝鮮のKN-08は実戦配備されておらず、核兵器小型化技術が相当なレベルに達したというものだ」と強調した。

この日、航空研究機関エアロスペースコーポレーションのシーリング研究員は北朝鮮専門ウェブサイト「38ノース」に載せた報告書で、「北朝鮮は現在、北東アジアの大部分を打撃できる弾道ミサイル約1000基を保有している」とし「北朝鮮が順調にミサイル技術を取得すれば、最悪の場合、2020年までに初期作戦遂行能力を備えた20-30基のKN-08ミサイルを確保するだろう」と予想した。また「北朝鮮はKN-08の最大射程距離を1万5000キロまで増やす改良型の開発にも取り組むはず」と付け加えた。



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