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【BOOK】日本作家が暴いた真実…強制連行中国人捕虜の死

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

『花岡事件回顧文』

『花岡事件回顧文』

松田解子著、キム・ジョンフン訳

出版:ソミョン出版、242ページ


価格:1万5000ウォン

最近日本を訪問したドイツのメルケル首相が連日、歴史関連の苦言を呈し、話題になった。「慰安婦問題を解決するべき」「ナチスの虐殺にもかかわらずドイツが尊敬される地位に戻ることができたのは恥ずかしい過去と正面から向き合ったため」という。

この本が扱う事件も日本の数多くの戦争史の一つだ。秋田県の花岡鉱山および花岡川で起きたことだ。第2次世界大戦末の1944-45年、日本政府は中国人捕虜を水路変更工事に投入した。計986人の中国人が強制連行され、うち568人だけが生き残った。中国人は過酷な労働と飢えに苦しんで蜂起し、結局、数百人が殺害された。

社会運動家であり作家だった著者(1905-2004年)はまだ終わっていない花岡事件を暴いた。花岡事件に先立ち、現地鉱山で韓国人徴用者11人と日本人労働者11人が生き埋めになる事件もあったが、真相究明が全くされていない点も指摘する。歴史否定発言をする日本だが、良心の声は生きている。



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