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韓日外相会談、日本側が韓日国交正常化50年記念の「しゃもじ」贈る

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
21日に開かれた韓日中外相会談は当初計画より1時間以上遅い午後5時10分に始まった。午後3時から始まった日中会談が遅れたためだ。歴史問題などに対する両国間の意見調整があったとされるが、日中会談が長引いたため今回の会議の議長を務める尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は会議場前で30分以上にわたり日本と中国を待った。中国の王毅外相に続き日本の岸田文雄外相が最後に会議場に到着すると、3カ国外相はすぐに会議室へ向かった。会談に先立つ写真撮影で3カ国外相のうち尹長官が中央に立ったが、外交部はこれについて、3カ国協力規約により議長国が変わるたびに国の表記順序と席配置が変わるためだと説明した。

3カ国外相は1時間20分にわたる会議を終えた後に共同記者会見を行ない、「3カ国協力体系復元」を口をそろえて強調した。だが、3カ国外相の発言には温度差が表われた。韓日中首脳会議合意文条項に対し日本は「早期開催合意」と翻訳したのに対し「3カ国すべてに最も早期で都合のよい時期に開催されるように努力する」と表現した。

中国は特に、歴史問題解決に重点を置いた。王外相は記者会見で日本を狙って「歴史問題は過去型ではなく現在型。この問題を未来型にしてはならない」と強調した。「正視歴史開闢未来」という8文字の漢文まで持ち出して日本を圧迫する姿勢を見せた。歴史を正しく見て未来を開くという意味だ。記者会見を終えた後、岸田外相が王外相に近付き握手を求めると王外相は硬い表情を浮かべたまま応じた。


本会議に先立ちこの日午前には韓中、韓日の2国間外相会談が順に開かれた。岸田外相はこの日の韓日外相会談で、韓日国交正常化50周年記念のロゴが彫られた広島産のしゃもじと国交正常化50周年記念切手を尹長官にプレゼントした。日本側はしゃもじが広島の特産品で、「幸運と福をすくい取る」という意味を持っていると説明した。尹長官も答礼として銀で作られた鉛筆形の文鎮をプレゼントした。韓日外相会談で両国がプレゼントをやり取りするのは異例なことだ。2012年12月の安倍内閣発足時から外相を務めてきた岸田氏は外相になってから初めて韓国の地を踏んだ。

朴槿恵大統領との面談の席で王外相は9月に北京で開かれる第2次世界大戦と抗日戦争勝利70周年記念式に朴大統領が出席することを正式に要請した。朴大統領は5月にロシアで開かれる戦勝記念行事にも北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記とともに招請を受けた状態だ。

韓日中外相会談は中国・寧波で2012年4月に6度目の会談が開かれてから3年ぶりだ。3カ国外相会談は2007年に済州島(チェジュド)での会議開催から毎年開かれていたが、中国と日本が歴史と領土問題で対立し2012年4月以降は中断されていた。(中央SUNDAY第419号)





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