独島（ドクト、日本名・竹島）専門家の日本出身の保坂祐二世宗（セジョン）大教授（５２）と日帝時代に抗日運動を展開したウィリアム・リントン氏（１９６０年死亡）の孫イン・ヨハン延世（ヨンセ）大教授（５６）が独立記念館非常任理事に選任された。国家報勲処関係者は１５日、「帰化韓国人と外国人が独立記念館理事に選任されたのは今回が初めて」と話した。独立記念館非常任監査と理事（合計１５人）は国難克服史に関する資料を収集し、研究を支援する。

保坂教授は２００９年世宗大の独島総合研究所長を務めながら、日本の独島領有権と歴史教科書歪曲を反論する研究活動を続けてきた。

イン教授は１９８７年延世大医大を卒業してセブランス病院国際診療センター所長として在職している。彼の祖父ウィリアム・リントン氏は日帝強占期に神社参拝を拒否するなど抗日運動を行い、５９年には大田（テジョン）大〔現在の韓南（ハンナム）大〕を設立するなど教育にも力を注ぎ、没後となる２０１０年に建国勲章民族愛章を受章した。彼らの他にパク・チャンハク元ＫＢＳ（韓国放送公社）局長、キム・グァンドン国政策研究院長、ファン・ユジョン・マジュンムル女性連帯事務局長が新任非常任理事に選ばれた。