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「独島は朝鮮の領土」 日本近代地理教科書も明示

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

1887年に日本文部省の許可を受けて出版された地理教科書「新撰地誌」に掲載された「日本総図」。鬱陵島(ウルルンド)と独島(ドクト、日本名・竹島)がともに韓国(朝鮮)の領土であることを示す横線の中に入っている。拡大した写真の円の中にある島が独島。日本の領土は横線で表示している(写真=独立記念館)。

新しく公開された資料は文部省が制作した「小学地理用新地図」(1905年)、文部省が検定した「日本史要」(上巻、1886年)、「小学地理」(1・2巻、1900年)、岡村増太郎編纂「新撰地誌」(1巻、1887年)、大槻修二著「日本地誌要略」(1・4巻、1878年)など教科書5冊と青木恒三郎著「分邦詳密日本地図」(1888年)、東京開成館制作「標準日本地図」(1925年)など地理付図2点。

日本は1905年2月22日の島根県告示の前にも独島(ドクト、日本名・竹島)を認知し、実効的に支配したと主張している。今回の資料はこうした主張の虚構性を明らかにしている。1905年の日露戦争当時に日本が独島を強制的に占領する前には、独島を日本の領土と認識していなかったことを示している。

1887年に出版された「新撰地誌」では、独島が韓国(朝鮮)領土に含まれている。鬱陵島(ウルルンド)と独島がともに韓国の領域であることを表わす横線の中に含まれ、隠岐をはじめとする日本の領土は横線で表示している。


1905年版「小学地理用新地図」には「文部省著作」という表示が見える。最初に掲載された「大日本帝国全図」には、琉球の付属島はもちろん、1894年から植民化した台湾も表示されているが、東海(トンヘ、日本名・日本海)の領土は隠岐までが表示され、独島はない。これに対し1925年の「標準日本地図」では、鬱陵島は慶尚北道、独島は島根と所属を明示した。

キム・ヨンダル独立記念館首席研究委員は「今年6月に日本古書店で収集した資料。日本は1800年代後半まで独島に対して領土意識がなかった。1905年以降から地図に独島が表記され始めたことを見せている」と述べた。

◇日本人も「独島は韓国領土」地図公開=日本でも独島が韓国の領土と解釈できる地図が出てきた。大阪の古地図収集家の久保井規夫氏(70)は日本内務省が1880年に制作した「大日本国全図」と教科書の地図を公開した。この地図は沖縄など自国の島を詳細に載せているが、鬱陵島と独島は表示していない。



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