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<インタビュー>「北朝鮮は核保有…ドイツのような統一はない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴振(パク・ジン)元国会外交統一委員長(左)と対談するセルゲイ・カラガノフHSE教授。

ロシア国立高等経済学院(HSE)のセルゲイ・カラガノフ教授(63)は「北朝鮮には核兵器があるため、南北統一はドイツ統一のシナリオでは進まないだろう」と述べた。先月27日にモスクワで行われた朴振(パク・ジン)元国会外交通商統一委員長(韓国外大国際地域大学院客員教授)のインタビューでだ。

カラガノフ教授は「1991年のドイツ統一当時、東ドイツは西ドイツに降伏するレベルだったが、北朝鮮は核兵器を保有するため、体制維持のために核を活用するだろう」と述べた。続いて「北朝鮮体制が崩壊しない以上、韓半島の非核化は不可能だ」とし「こうした状況で韓国は北朝鮮と平和に共存し、隣国として過ごすことができる条件を形成することが重要であり、北朝鮮の極端な行動を誘発するのを避けなければいけない」と助言した。

ロシア大統領室外交顧問を務めたカラガノフ教授は、米外交専門誌フォーリンポリシーが2005年に選定した世界100大知識人に入るほど外交・安保分野の権威者と認められている。ロシアがアジアを重視すべきだという「新東方政策」の立案者であり、極東開発省を創設するのに寄与した。


カラガノフ教授は2004年、世界約50カ国から800人以上の専門家が参加してロシアに関連する内容を討論する「バルダイ」クラブを結成し、2013年まで会長として活動した。

--北朝鮮の政治・経済状況は。

「12年前、多くの人が北朝鮮体制の崩壊を予想していたが、そうならなかった。ある意味で北朝鮮は勝利したと見ることができる。北朝鮮体制崩壊の可能性はないようだ。したがって北朝鮮を一度に倒そうという試みは有効でないだろう」

--朴槿恵(パク・クネ)大統領のユーラシア・イニシアチブに対する評価は。

「ユーラシア・イニシアチブの成功は南北関係の改善と相互協力がカギだ。朴槿恵政権は南北信頼プロセスを提案しているが、北は核開発、ミサイル発射などで脅威を与え続けている。南北経済協力の順次的拡大などを通じて北朝鮮を徐々に変化させて融合する方向に進まなければいけないだろう」

--南北統一の方向は。

「単一国家への統一は不可能かもしれないため、順次的な経済統合後に連邦制へ進むのが望ましい。北朝鮮がロシア・中国と政治・経済協力を拡大し、孤立から抜け出し、アジアで平和的に共存できる国に進んでいく構図を作らなければいけない。10年以上を眺めながらロシア・韓国・中国が協力し、北朝鮮の経済を徐々に融合させ、体制の変化を誘導しなければいけないだろう」

--南北統一のための中国の役割は。

「北朝鮮を除いて統一に占める比重は韓国が30、ロシアが20なら、中国は50を占める。しかし中国は北朝鮮を変化させる能力がないため、中国の役割を誇張する必要はない。軍事的な介入ではなく経済的な変化と融合が統一の唯一の道だ」



<インタビュー>「北朝鮮は核保有…ドイツのような統一はない」(2)

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