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韓国経済、踏み入れたことのない道に入った…基準金利、史上初の年1%台(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
史上初の基準金利年1%台時代が開かれた。韓国経済が「一度も踏み入れたことのない道」だ。それだけ経済条件が切迫していると見ることができる。ボールは政府の手に渡った。韓国銀行が苦心の末に基準金利引き下げを決めた分、これまで国民の前に約束した通り労働・公共改革を成功裏に成しとげて新しい成長の踏み台を用意しなければならないという要望だ。

韓銀は12日、金融通貨委員会(金融通委)本会議を開き、基準金利を年2.0%から年1.75%に電撃的に引き下げた。昨年8月と10月に基準金利を0.25%ポイントずつ下げた以降も景気がなかなか回復の兆しが見られず、5カ月ぶりに更に0.25%ポイント下げた。これでグローバル金融危機時の2009年2月から17カ月間維持された史上最低金利のマジノ線(年2.0%)が崩れた。

韓銀は昨年2度の基準金利引き下げの時とは異なり、先制的であり積極的に景気を回復させるという意志を現わした。「地図にない道」を宣言した崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済チームの各種浮揚策にも景気回復の動向が微弱なうえに今年に入ってはデフレーションの影まで落としていることによるものだ。


世界的に通貨緩和競争が激化している中で韓国だけ手をこまねいていては被害を受ける可能性があるという警戒心も作用した。しかし、金利引き下げは経済体質改善のための「焚きつけ」に過ぎない。短期的に景気浮揚効果も以前ほど大きくない。

専門家は経済体質改善のための構造改革を控えて金利引き下げが断行されたのに意味があるという雰囲気だ。

韓銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁もこの日の金融通委直後、「景気回復の効果を高めるには構造改革が景気活性化政策と並行されなければならない」と強調した。

大韓民国30年の命運がかかった構造改革の成否は4月に分かれる。4大改革(公共・労働・金融・教育)の中核心に選ばれる労働・公共分野の改革案が4月まで段階的に用意される。その輪郭は今月末から明らかになる。



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