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【コラム】THAAD論争は埒もない=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が保有している弾道ミサイルは1000機前後と推定されるが3分の2以上が最大射程距離300~700キロメートルの韓国攻撃用スカッドミサイルだ。射程距離1300キロメートルのノドンミサイルを発射する必要がある場合には高度を高めたり弾道の重さを増やす方法で韓半島(朝鮮半島)の南端までカバーするように距離を調整することができる。

現在韓国が北朝鮮ミサイルを防御する方法は低層(低高度)迎撃だ。ミサイル攻撃の過程は発射段階、飛翔中間段階、目標物に向かって降りてくる終末段階に分かれる。終末段階は更に上層、中層、低層に区分される。低層防御は降りてくるミサイルを地上20キロメートル前後で迎撃することだ。迎撃する機会が一度しかないという意味だ。開発中であるキルチェーンや韓国型ミサイル(KAMD)というものなども全て低層防御用であるため2020年代に実践配備されても終末段階で100%迎撃が難しくいため安心できない。

それで必要なのが多層防御だ。高高度で迎撃に失敗すれば終末(下降)段階で再度迎撃を試みる概念だ。今韓国の迎撃手段はPAC2ミサイルだが、それでスカッドやノドンミサイルを迎撃するということは虫取り網でタカを捕まえようとするようなものだ。300キロメートルの距離を飛ぶスカッドの高度は70~100キロメートルだ。PAC2の高度は20~30キロメートル、2016年に導入するPAC3も40キロメートル以内だ。「腕」が短くて敵のミサイルに届かない。軍が話すPAC3の命中率50~70%も誇張されている。


このような背景で解決者で登場したのが高高度ミサイル防御(THAAD)体系だ。THAADは高高度ミサイル防御という名前そのまま70~150キロメートルの高度で敵のミサイルを迎撃する。それだけ「腕」が長い。高い高度で失敗すればその下段階で再び迎撃する。それで多層防御という。中国が警戒するTHAADの最大の強みはXバンドレーダーだ。南北対決ではXバンドレーダーは北朝鮮ミサイル部隊の動向を監視して異常の兆候が探知されれば作戦統制所に知らせる。その異常の兆候がミサイル発射準備という確実な判断がつけば敵のミサイル基地を先制攻撃する。中国の立場では平沢(ピョンテク)のXバンドレーダーが西海(ソヘ)を越えて遼寧省の大陸間弾道弾基地をリアルタイムで監視するのを甘受することはできない。北極に飛んで行く中国の大陸間弾道ミサイルには平沢に配備されたTHAADの「拳」(迎撃)は無用の長物だ。THAADが北朝鮮だけ狙うという説明は中国には通じない。それだけ米国にはTHAADの韓国配備が切実だ。それでこそ韓国-グアム-アラブ首長国連邦(UAE)をつなぐ中国ミサイル監視網が完成される。



【コラム】THAAD論争は埒もない=韓国(2)

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