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米国防総省報道官「韓国とTHAADめぐる協議はしていない」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
米国が高高度ミサイル防衛体系(THAAD)の韓国への配置と関連し韓国と協議しているという従来の立場を覆した。米国防総省のカービー報道官は13日の定例会見で、「韓国とはいかなる公式的協議や議論もしていない」と明らかにした。10日に「同盟国である韓国と持続的な協議をしている」とした自身の発言を否定したものだ。カービー報道官は当時「われわれみんなが(THAADの)能力の重要性をしっかり認識している」と話していた。

だが、カービー報道官は13日の会見で、「韓国側と協議していないということをとても明確にしたい」と強調した。続けて「同盟国である韓国と軍事的能力の全般的分野を議論している。ここにはミサイル防衛が含まれるが、THAADに関しては協議がない状態だ」と明らかにした。

韓米政府はカービー報道官の10日の発言以前にはTHAAD配置をめぐり両国間に公式協議はなかったとの立場を維持してきた。国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は4日、「公式に要請されたことも、議論したこともない」と話した。リパート駐韓米国大使も10日に「現時点は韓国政府と公式の協議チャンネルはない」と話した。


中国はTHAADが中国本土を監視するためのものとして韓国への配置に反対している。最近訪韓した常万全中国国防相は4日に韓長官と会った席で、THAADの韓国配置に対し懸念を表明した。昨年7月には習近平中国国家主席が韓中首脳会談の席で朴槿恵大統領にTHAADの配置に否定的な立場を伝えた。これに先立ち昨年6月3日にはスカパロッティ在韓米軍司令官は韓国国防研究院(KIDA)での講演で、「THAADの韓国展開を本国(米国防総省)に要請した」と明らかにしていた。(中央SUNDAY第414号)





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