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【時論】安全な小型原発で韓国経済に活力を(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
市場、企業、大卒の就職率、早期退職…。あちこちでうめきとため息が出ている。一部の金融専門家は、米ドルと中国人民元の貨幣戦争が近づいていて、鯨の争いの間で打撃を受けるのは韓国だという。このままだと韓国経済は非常に厳しい。画期的な局面と対策が求められる。中国の頭脳になることができる知識産業生態系の造成、産業国家から知識国家への構造改革、葛藤と対立の政治から和合・妥協の政治創造などが韓国には切実な改革課題だ。

エネルギー産油国はどうか。こうした改革とは関係がない国々だ。むしろ若者には巨額の創業資金、国民には過多な無償福祉を提供している。すべてエネルギーの自立と輸出のためだ。韓国は自動車・電子・造船など輸出主力種目の総額が1700億ドル前後である半面、エネルギーの輸入は1800億ドル程度だ。エネルギーで自立さえすれば、韓国経済の枠が変わる。エネルギー問題解決の秘策は何だろうか。資源エネルギーは有限であり、技術エネルギーは無限だ。

技術エネルギーのうち風力・波力・太陽光などが間食なら、原子力は主食だ。無限の原子力から成功の秘策を探さなければいけない。プラス面とマイナス面は昼と夜のように共存する。原子力の昼はエネルギーで、夜は放射能だ。福島、チェルノブイリ、スリーマイルの放射能問題は宿命的な夜の問題だ。夜を最小化し、昼を最大化した忘れられた事実がある。


1960年前後、米ソが軍備競争をしていた時だ。ロシアがスプートニク打ち上げを成功させると、米国は空の国家防衛ラインが崩れたと大騒ぎし、アポロと航空宇宙局(NASA)で超強硬対応を見せた。海の国防競争は原子力潜水艦の開発だった。金属冷媒の開発が核心だった。米国はソジウム、ロシアは鉛ビズマスを金属冷媒に採択した。米国はソジウムの不安定性のため軽水に置き換えた。ロシアは鉛ビズマス冷媒を半世紀にわたり安定的に使ってきた。まさにこの点が秘策の核心だ。ロシア原子力潜水艦の半世紀の原子力運用が、我々が主張する10メガワット小型原子力発電の根拠となる。

潜水艦内の原発冷媒技術が陸上で活用される歴史的な大転換点が福島原発事故だ。地球の異常気候で海辺の大型原発時代は幕を下ろした。国際原子力機関(IAEA)もオバマ大統領も小型原発時代を宣言したということだ。特にオバマ大統領は小型モジュール型の開発に1500億ウォン(約160億円)を支援し、総額5000億ウォンを投じる予定だ。



【時論】安全な小型原発で韓国経済に活力を(2)

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