しかし安倍首相の側近の中には意外にも日本の国家利益のために韓国との関係を発展させるべきだという考えを持つ人が少なくない。岡崎氏も韓国を深く理解しようとし、深みある両国関係構築の必要性を誰よりも強調していた。
岡崎氏は東京大法学部出身の初任外交官として韓国に赴任した。岡崎氏は韓国勤務経験に基づき1970年代末に「近隣諸国で考えたこと」という長文のコラムを日本ジャーナルに寄稿したことがある。このコラムで、韓国は長い歴史と文化的な伝統を持つ国にもかかわらず、当時の日本の学界や言論では韓国に関する深い研究や関心がないことを嘆いた。例えば、安重根(アン・ジュングン)義士は朝鮮の教養ある愛国者であり、あえて日本と比較すれば明治維新を牽引した坂本龍馬のような志士と肩を並べる一流の偉人だと、岡崎氏は評価した。こうした韓国に対する理解に基づき、彼は日本国内で韓国に対する無知と偏見の中で反韓感情が蔓延する現象について警戒した。韓国を強制的に併合したのは日本がいくら良い外交をしても拭えない原罪だと自省し、したがって日本としては韓国が経済発展を実現できるよう支援しなければならず、それが日本のためにも役立つ道だと提言した。
【コラム】韓日関係、求同存異が必要だ(2)
岡崎氏は東京大法学部出身の初任外交官として韓国に赴任した。岡崎氏は韓国勤務経験に基づき1970年代末に「近隣諸国で考えたこと」という長文のコラムを日本ジャーナルに寄稿したことがある。このコラムで、韓国は長い歴史と文化的な伝統を持つ国にもかかわらず、当時の日本の学界や言論では韓国に関する深い研究や関心がないことを嘆いた。例えば、安重根(アン・ジュングン)義士は朝鮮の教養ある愛国者であり、あえて日本と比較すれば明治維新を牽引した坂本龍馬のような志士と肩を並べる一流の偉人だと、岡崎氏は評価した。こうした韓国に対する理解に基づき、彼は日本国内で韓国に対する無知と偏見の中で反韓感情が蔓延する現象について警戒した。韓国を強制的に併合したのは日本がいくら良い外交をしても拭えない原罪だと自省し、したがって日本としては韓国が経済発展を実現できるよう支援しなければならず、それが日本のためにも役立つ道だと提言した。
【コラム】韓日関係、求同存異が必要だ(2)
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