昨年下半期からガソリンスタンド間の価格競争が激しくなった隙に日本産の軽油が音もなく韓国市場で領土を広げている。2日に中央日報が単独入手した韓国石油公社石油情報網ペトロネットの日本産軽油輸入推移分析資料によると、2010年に75万6000バレルにとどまった日本産軽油の輸入量は昨年に入り11月までで465万2000バレルに達することが明らかになった。このため韓国の軽油市場で輸入軽油が占める割合も2010年の2.6%から昨年は8.1%まで急騰した。業界関係者は、「物流費など制約要件などを考慮すると韓国の輸入軽油の95~97%が日本産とみれば良い。国産軽油の品質競争力は日本産軽油より高いが、このように市場を奪われたことをめぐっては誤った政策のせいにする人が多い」と話した。
実際に軽油は韓国の代表的な石油輸出製品だ。韓国の石油会社が昨年生産した軽油は3億1450万バレルに達する。このうち1億7414万バレルを輸出した。日本に輸出された量は5975万6000バレルに達する。日本は韓国産軽油にとって3番目に大きい輸出市場だ。日本への輸出量が多いのはそれだけ韓国の製品競争力が優れているためだ。石油精製工場もやはりほとんどが日本の工場施設よりも大きな規模を誇る。石油精製をはじめとする石油関連産業は単一工場が大きいほどスケールメリットを得ることになる。規模が大きくなるほど軽油生産単価もやはり安くなるという話だ。
特に品質では韓国製品が日本産軽油より一枚上と見られている。軽油は燃料フィルターの目詰まり点(CFPP)を品質の基準としている。現在韓国では酷寒期のCFPP基準を氷点下18度と規定している。日本産軽油は韓国基準にかろうじて手の届く氷点下19度の製品が主力だ。韓国の石油会社は酷寒期のエンストを防ぐため氷点下23~24度に基準を置いて軽油を生産している。CFPP温度を低くするためにはWAFIと呼ばれる添加物のほか化学製品が追加されなければならないため軽油生産原価が上がる。もちろん日本産軽油も基準をクリアしているためこれを流通させることは違法ではない。
韓国石油管理院関係者は、「現在の基準温度である氷点下18度さえクリアすればひとまず韓国国内では特別な問題は生じないものと考える。だが、一部内陸山間地方では厳寒に見舞われればこれよりも気温が下がる場合が多く、エンジンが誤作動する恐れがある」と話す。
国産より低品質の日本産軽油の輸入が増加?=韓国(2)
実際に軽油は韓国の代表的な石油輸出製品だ。韓国の石油会社が昨年生産した軽油は3億1450万バレルに達する。このうち1億7414万バレルを輸出した。日本に輸出された量は5975万6000バレルに達する。日本は韓国産軽油にとって3番目に大きい輸出市場だ。日本への輸出量が多いのはそれだけ韓国の製品競争力が優れているためだ。石油精製工場もやはりほとんどが日本の工場施設よりも大きな規模を誇る。石油精製をはじめとする石油関連産業は単一工場が大きいほどスケールメリットを得ることになる。規模が大きくなるほど軽油生産単価もやはり安くなるという話だ。
特に品質では韓国製品が日本産軽油より一枚上と見られている。軽油は燃料フィルターの目詰まり点(CFPP)を品質の基準としている。現在韓国では酷寒期のCFPP基準を氷点下18度と規定している。日本産軽油は韓国基準にかろうじて手の届く氷点下19度の製品が主力だ。韓国の石油会社は酷寒期のエンストを防ぐため氷点下23~24度に基準を置いて軽油を生産している。CFPP温度を低くするためにはWAFIと呼ばれる添加物のほか化学製品が追加されなければならないため軽油生産原価が上がる。もちろん日本産軽油も基準をクリアしているためこれを流通させることは違法ではない。
韓国石油管理院関係者は、「現在の基準温度である氷点下18度さえクリアすればひとまず韓国国内では特別な問題は生じないものと考える。だが、一部内陸山間地方では厳寒に見舞われればこれよりも気温が下がる場合が多く、エンジンが誤作動する恐れがある」と話す。
国産より低品質の日本産軽油の輸入が増加?=韓国(2)
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