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<MB回顧録>日・米・中指導者との首脳外交の記録を公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李明博(イ・ミョンバク)前大統領は回顧録で、米国・日本・中国指導者との首脳外交記録を詳細に公開した。以下は回顧録で紹介された主な内容。本文の「私」は李前大統領を指す。

◆「カート外交」で友人になったブッシュ=(2008年4月18日、米大統領の別荘キャンプ・デービッド訪問で)ゴルフカートに乗って宿舎に向かう途中、ブッシュが「米国は北朝鮮にコメ33万トンを支援する予定」と述べた。私は「コメを与えれば軍用米として備蓄される。長期間保管するのが難しいトウモロコシや小麦粉を与えれば民間にわたる可能性がある」と話した。ブッシュは「そこまでは全く考えていなかった」とし、そのようにすると答えた。

多くの重要なことがリラックスした雰囲気の対話で決定された。この時からブッシュは私に友人という表現を使った。私は在任期間、オバマと兄弟の情を感じた。貧しかった幼時期と母が成長に大きな影響を及ぼした点は私とブッシュの共通点だった。


韓米自由貿易協定(FTA)交渉が難航していた2010年11月、国内的な批判に直面したオバマが、横浜でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の後、会談を求めてきた。オバマは硬い表情で話した。「今の米国メディアを見たか。大統領は単任制だから大丈夫かもしれないが、私はそうでない」。再選を前にした彼の立場が理解できた。

◆四川省訪問で大陸の心をつかむ=2008年5月、中国訪問の半月前、中国四川省に大地震が発生し、6万9000人が死亡した。首脳会談後の夕食会で胡錦濤主席に四川省に行くと伝えた。胡主席は「苦難がある時、本当の情理を見ることができる」と述べ、謝意を表した。四川省訪問は首脳では私が初めてだった。

◆菅直人との駆け引き=2011年5月、韓日中会談のため日本を訪問した際、日本が首脳会談を提案してきた。菅直人首相が領土という表現で独島(ドクト、日本名・竹島)問題に言及しようとした。

ある参謀が菅直人首相が言及しても私が答えないという条件で、その程度の要求は受け入れようと話したため叱った。「独島問題を取り上げた日本の提案を持っていること自体が間違っている。独島はもちろん領土の領という字が出てきても、私は会談できない」。結局、日本は領土問題を取り上げないことにした。



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