李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子副会長が「挑戦」を強調した。李副会長は１９日午後６時、ソウル新羅ホテルで開かれたサムスングループ新任役員夕食会で、「（経済環境は）厳しいが、役員として頑張ってほしい」とし「サムスンの未来のために力強く挑戦してほしい」と述べた。また「昨年はいろいろと厳しい年だったが、その中でも実績を出してここまで上がってきた皆さんは本当に能力ある人材」と述べ、役員を激励した。李健熙（イ・ゴンヒ）サムスン電子会長（７３）が常に危機意識を強調しながら挑戦を要求してきたのと同じだ。

この日の夕食会は李副会長が実質的に主宰するサムスングループレベルの新年最初の公式行事だった。李富真（イ・ブジン）ホテル新羅社長（４５）、李敍顕（イ・ソヒョン）第一毛織社長（４１）ら社長団と新任役員の夫婦５００人余りが出席した。

主にワインだった夕食会の酒は今回、覆盆子（木いちご）酒で、昇進祝いの贈り物は裏に「サムスン電子会長・李健熙」と彫られたスイス・ロンジンのカップル時計だった。クォン・オジュン医学博士の健康に関する講演もあった。役員が妻に書いた手紙を伝える行事もあった。李副会長は夕食会が終わった後、新任役員全員と一人ずつ握手をした。


これに先立ち新任役員は龍仁（ヨンイン）サムスン人材開発院で４泊５日間の合宿教育を受けた。