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輸入車は小型で勝負、国産車はセダンとSUVで応戦=韓国(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

双龍ティボリ

(上から)起亜スポーテージ、現代i30、ルノーサムスンSM5Nova

165万5000台。昨年11月に韓国自動車産業研究所が予測した2015年の韓国自動車市場の販売台数だ。この報告書によると、今年の韓国国内の自動車販売は前年比2%増で過去最高となる見込みだ。過去の目を引く記録は1996年の164万6000台、2002年の164万1000台だった。同研究所は成長の動力として個別消費税引き下げ、エコカー支援、新車効果を挙げた。

まず韓国と米国の自由貿易協定(FTA)に基づき、排気量2000cc超過の米国産自動車の個別消費税が昨年の6%から5%に下がる。エコカーを購入するのに良い時期だ。ハイブリッド車に対する取得税と個別消費税の減免も続く。二酸化炭素排出量97グラム/キロ未満の車には補助金100万ウォンが支給される。電気自動車も最大400万ウォンの税金減免を維持する。

今年の国内市場にはマイナス要因も隠れている。例えば金利が引き上げられる可能性がある。この場合、歴代最高水準の家計の負債が消費を冷え込ませることも考えられる。それでも新車攻勢は続く。国産車業界は15-20車種、輸入車業界は約40車種を出す見込みだ。国産車はディーゼル、輸入車は小型車を補強し、激しい接戦が予想される。


国産車の事情は企業によって異なる。現代車グループは悲喜が分かれた。昨年グローバル市場で当初の目標の786万台を14万台超過達成し、800万台を販売した。今年の目標は820万台。しかし国内市場では状況がよくない。昨年、現代・起亜車を合わせた市場シェアは70%を割った。したがって今年は新車を投入し、総力戦で臨む。

ルノーサムスンと韓国GMの昨年の実績は「快晴」だ。ルノーサムスンは昨年、前年比33.3%増の約8万台を販売した。不振からの反転だ。韓国GMは昨年、国内市場で15万4381台を販売した。2002年にスタートして以来、年間で最高の国内実績だった。悩みもある。利益が少ない「スパーク」が販売全体の3分の1を占めている。

◆国産車はラインナップ補強・世代交代

今年の国産車業界はセダンのラインナップを補強したり、世代交代する。現代車が代表例だ。昨年LFソナタは3月のデビュー当時に目標とした6万3000台を上回る7万1191台(ハイブリッド832台含む)を販売した。しかし割引や低金利分割払いなどプロモーションをした12月に販売が急激に増えた。新車効果を考えると期待に及ばない実績だった。したがって現代車は今年ソナタに力を集中する計画だ。昨年12月16日に出したソナタハイブリッドが信号弾となった。2月にソナタターボ、上半期中にソナタプラグインハイブリッド、下半期にはソナタディーゼルを発売するという。現代車国内商品チームのパク・ジンヨン部長は「LFソナタは計7種類の異なるエンジンを搭載することを前提に開発した」と説明した。

上半期中に新型アバンテも登場する。すでに6世代目だ。新型アバンテは現代車の最新デザインテーマ「フルイディックスカルプチャー2.0」が適用される。最近、欧州でまずマイナーチェンジを終え、今年国内にデビューするi30やi40が予告編だ。目がもう少し四角くなり、ヘクサゴナル(六角形)グリルの輪郭がより大きく明確になると予想される。

起亜車もK5を新型に変える。2010年の発売以来5年ぶりだ。LFソナタとはベースとエンジンおよび変速機が同じだ。前世代K5のデザインが好評だったため、どのような変化があるかに大きな関心が集まっている。韓国GMは準中型セダン「クルーズ」をマイナーチェンジする。北米で販売中の中型セダン「インパラ」の投入も検討中という。

ルノーサムスン自動車は5日、フェイスリフトをしたSM5Novaを発売した。部分変更はグリルとエンブレムに集中した。SM5NovaはLPG市場を狙って拍車を加える計画だ。営業本部長のパク・ドンフン副社長は「LPGタンクを従来の円筒形から平らなドーナツ型に変えた。LPG車で不満が多いトランク空間を拡大し、人気を集めると期待している」と話した。

SUVも次々と新型に進化する。13日に双龍車が小型SUV「ティボリ」で火ぶたを切った。直列4気筒1.6Lガソリンエンジンを搭載した前輪駆動を先に出した。7月にはディーゼルをはじめ、四輪駆動、長い車体の7人乗りも登場する予定だ。 (中央SUNDAY第410号)



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