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<韓国マンション火災>死傷128人…被害が大きかった理由は(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
4人が亡くなった京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)のオフィステルビルの火災事件をめぐって消防点検ミスの論議が起きている。約3カ月前の昨年10月、消防点検で「異常なし」という評価を受けたのに自動火災探知設備(火災警報器)が鳴らなかったという住民たちの証言が相次いでいるからだ。

11日議政府消防署によれば10日に初めて火事が起こったマンション「テボングリーンアパート」と火が燃え移ったドリームタウン2は、昨年10月15日に火災警報器や消火栓・消火器作動の有無などを調べる消防特別調査を受けた。結果は全て「異常なし」だった。だが火災が起こった当時にまともに作動していたのかは不透明だ。警報音を聞いて飛び出したという住民もおり、全く音を聞かなかったという住民もいる。火災当時、グリーンアパート9階にいたキムさん(22、女性)は「警報音や案内放送は全く聞こえなかった」として「人々の悲鳴の声を聞いて屋上に避難して消防ヘリコプターで脱出した」と話した。彼は「人々が叫ぶ声を聞いたが、万が一警報器が鳴っていたら聞こえなかったわけがない」と付け加えた。

火が最後に燃え移ったマンションでも警報器が作動しなかったという証言が出てきている。住民のキムさん(33、女性)は「午前10時40分ごろ人々がドタバタと行き交う音が聞こえて避難した」といい「警報機は鳴らなかった」と言った。このマンションは昨年、消防点検を受けていなかった。議政府消防署側は「火災警報器はフロアごとに設置されている」として「このうち一部が作動しなかった可能性について調査する」と明らかにした。


10日、火災はグリーンアパート1階の駐車場から最初に発生した。柱だけがあって四方に開けている構造(ピロティ構造)の駐車場のバイクから午前9時15分ごろに火が出た後、風にあおられてそばのドリームタウン2に広まった。ドリームタウン2は駐車場がグリーンアパートとつながっている。



<韓国マンション火災>死傷128人…被害が大きかった理由は(2)

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