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ホテル新羅CEO、「習近平改革モデル」中国企業の理事に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長(45)が資産750兆ウォン(約82兆1250億円)台の中国最大国営企業家「シティックグループ(中信集団・CITIC)」の社外重役に選任された。シティックグループは習近平中国国家主席(62)の「改革モデル」とされる国家所有会社だ。

8日、ホテル新羅によると李社長は昨年12月19日付でシティックグループ社外重役に登載された。シティックグループはこの日、常振明会長(57)名義の公示を通じて「李富真ホテル新羅CEOを独立社外重役に任命した」と明らかにした。

シティックグループは李社長について「第一毛織経営戦略担当社長とサムスン物産の商社部門顧問を兼ねており、ホテル新羅と第一毛織、サムスン物産は全てサムスンの系列会社」と紹介した。李社長はシティックグループ社外重役の活動で年間約4970万ウォン(35万香港ドル、約543万7180円)の報酬を受けることになる予定だ。


財界は李社長のシティックグループ社外重役選任を大きく歓迎した。全国経済人連合会関係者は「李社長の社外重役登載は単なる個別企業のイシューを越えて韓中の「民間外交」と「企業協力」の扉を開いたと評価するに値する」と話した。シティックグループが持っている象徴性のためだ。

中国はトウ小平の改革・開放政策により1979年にシティックグループを設立した。中国に設立された最初の投資会社で銀行や保険、エネルギー、建設事業までフィールドを広げた。2008年に「鳥の巣」と呼ばれた北京オリンピックメインスタジアムもシティックグループの作品だ。シティクはグローバル金融危機当時にも米国5位の投資銀行だったベア・スターンズに10億ドルを投資するなど企業買収合併(M&A)市場に積極的に飛び込んでおり、グローバル投資市場の大手に選ばれている。

習近平主席は昨年8月、国営企業改革の一環で子会社が370億ドル(約37兆8400億ウォン)で親会社を合併する形態でシティックグループを香港証券市場に上場させた。2013年基準のシティックグループ総資産は752兆7900億ウォンに達する。韓国財界序列1位であるサムスングループ(558兆ウォン)を越える資産規模だ。

財界関係者は「今回の社外重役選任はサムスンに対する習近平主席の愛情と信頼の象徴とみるべきだ」とし、「世界市場で韓国と中国が競争関係にあるにも関わらず中国最大企業の社外重役に選任したのは戦略的提携のような相互協力を念頭に置いた布石と解釈すべき」と解説した。習近平主席とサムスン家の縁は10年余り前にさかのぼる。



ホテル新羅CEO、「習近平改革モデル」中国企業の理事に(2)

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