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韓国人の死刑執行後6日目に通知してきた中国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国が韓国人麻薬犯に対する死刑を執行してから6日後に通知し、これに対し韓国外交部は中国当局に遺憾の意を伝えた。

中国司法当局は、麻薬密輸および運搬容疑で死刑判決をもたれていたキム容疑者に対する刑を昨年12月30日に執行し、今月5日に韓国外交部に通知してきた。

キム容疑者は約5キロの麻薬を密輸・運搬した容疑で2010年5月に中国で逮捕された。北京市中級人民裁判所は2012年4月、キム容疑者に死刑を宣告し、同年12月に北京市高級人民裁判所が原審を確定した。中国は2審制を採択している。


中国刑法は1キロ以上のアヘンあるいは50グラム以上のヘロインやヒロポンを密輸・販売・運搬・製造した場合、死刑に処することができると規定している。実際、密輸・運搬した麻薬量が1キロ程度になれば内国人・外国人を問わずそのほとんどを死刑に処している。昨年8月にも韓国人麻薬犯3人に対して死刑を執行した。

韓国外交部の関係者は「さまざまな経路を通じて人道主義的次元で死刑を執行しないよう求めてきたが、中国は特定国民に例外を適用することはできないとの立場を堅持してきた」とし「この過程で数回、刑執行の確認を要請したが中国司法当局は『通知する時まで待ってほしい』という立場だけを繰り返し、刑執行後にその事実を通知してきた。駐中韓国大使館等を通して『今後こうしたことが再び起きないようにしてほしい』と、強い遺憾の意を伝えた」と話した。

韓国政府の抗議に対して中国当局は「新年連休などが重なり決裁手続きなどが遅れた」と釈明したと外交部は明らかにした。



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