古里(コリ)・月城(ウォルソン)原発の機密図面と職員の個人情報が外部に流出してインターネットに堂々と出回る事態が起きた。原子力発電所を管理する韓国水力原子力(韓水原)はこのような渦中にも3日間もこれを放置して流出拡散をあおった。どのような資料がどのようにして、どれくらい流出したのかまだ全貌も把握していないという。
今月15日、「Who Am I」というIDのブロガーが自身を「原発反対グループ韓国支部長」と明らかにしてネイバーブログに原発攻撃を示唆するメッセージを残した。当初、韓水原側は「個人ブロガーの確認できない行動にいちいち対応できない」との理由で放置したと説明していたが、その後「ブログの存在自体を知らなかった」と言葉を変えた。問題のブロガーは17日、元・現韓水原職員1万799人分の個人情報を公開し、翌日18日には原発の配管設置図や主要機器系統図、制御プログラム解説書などを掲載した。韓水原はその時になって初めて該当ブログの閉鎖を要請し、検察に捜査を依頼した。韓水原側は「流出した資料は社内教育用」であり「ハッキングの形跡はなかった」という言葉だけを繰り返している。そのような韓水原に対し、問題のブロガーは「クリスマスに再び流出資料を公開する」と大声を上げている。
原発は事故やテロにさらされれば災難水準の被害を招くおそれのある1級国家保安施設だ。原発に何かあれば国家の電力システムも一瞬にして崩壊するおそれがある。他のどのような施設よりも厳格な保安・管理が求められる。このような原発のセキュリティ・ネットワークがなすすべもなくこじ開けられて嘲弄まで受けたとすれば、これは普通の問題ではない。
韓水原のいい加減な保安管理は昨日今日のことではない。先月、産業通商資源部が公開した保安実態監査ではハンビッ・古里原発職員19人の電算システムIDとパスワードを協力会社の職員に渡していた事実が明らかになった。夜勤当直の職員が協力会社の職員を案内したりドアを開けたりするのが面倒だとして電算システムへのアクセスをすべて許していたのだ。協力会社の職員が承認されていない補助記憶装置(USB)に業務資料を保存する事例もあった。CCTV(閉回路テレビ)の77%は故障を頻繁に起こしていた。このような事実も今年9月にあるインターネット・メディアの報道でようやく知らされるほどだった。当時、韓水原は安全管理勤務者を倍に増やして電算網へのアクセスを根本的に遮断する改善対策をまとめるといった。それでもわずか1カ月でまたこうした事態が起こった。この程度なら単純な規律弛緩を越えて総体的な手抜き保安と見なければならないだろう。
原発の保安は国家の存亡に関係する重大な事案だ。検察は、誰がなぜこのようなことをどのように行ったのか徹底的に捜査しなければならない。韓水原の手抜き管理には厳重な責任を問わなければならないだろう。そうでなくとも原発不正の温床と言われてきた韓水原だ。不良資材、虚偽納品に続いて手抜き保安まで、韓水原に対する国民の失望は限界に達した。韓水原の骨を削る覚醒が求められる。
今月15日、「Who Am I」というIDのブロガーが自身を「原発反対グループ韓国支部長」と明らかにしてネイバーブログに原発攻撃を示唆するメッセージを残した。当初、韓水原側は「個人ブロガーの確認できない行動にいちいち対応できない」との理由で放置したと説明していたが、その後「ブログの存在自体を知らなかった」と言葉を変えた。問題のブロガーは17日、元・現韓水原職員1万799人分の個人情報を公開し、翌日18日には原発の配管設置図や主要機器系統図、制御プログラム解説書などを掲載した。韓水原はその時になって初めて該当ブログの閉鎖を要請し、検察に捜査を依頼した。韓水原側は「流出した資料は社内教育用」であり「ハッキングの形跡はなかった」という言葉だけを繰り返している。そのような韓水原に対し、問題のブロガーは「クリスマスに再び流出資料を公開する」と大声を上げている。
原発は事故やテロにさらされれば災難水準の被害を招くおそれのある1級国家保安施設だ。原発に何かあれば国家の電力システムも一瞬にして崩壊するおそれがある。他のどのような施設よりも厳格な保安・管理が求められる。このような原発のセキュリティ・ネットワークがなすすべもなくこじ開けられて嘲弄まで受けたとすれば、これは普通の問題ではない。
韓水原のいい加減な保安管理は昨日今日のことではない。先月、産業通商資源部が公開した保安実態監査ではハンビッ・古里原発職員19人の電算システムIDとパスワードを協力会社の職員に渡していた事実が明らかになった。夜勤当直の職員が協力会社の職員を案内したりドアを開けたりするのが面倒だとして電算システムへのアクセスをすべて許していたのだ。協力会社の職員が承認されていない補助記憶装置(USB)に業務資料を保存する事例もあった。CCTV(閉回路テレビ)の77%は故障を頻繁に起こしていた。このような事実も今年9月にあるインターネット・メディアの報道でようやく知らされるほどだった。当時、韓水原は安全管理勤務者を倍に増やして電算網へのアクセスを根本的に遮断する改善対策をまとめるといった。それでもわずか1カ月でまたこうした事態が起こった。この程度なら単純な規律弛緩を越えて総体的な手抜き保安と見なければならないだろう。
原発の保安は国家の存亡に関係する重大な事案だ。検察は、誰がなぜこのようなことをどのように行ったのか徹底的に捜査しなければならない。韓水原の手抜き管理には厳重な責任を問わなければならないだろう。そうでなくとも原発不正の温床と言われてきた韓水原だ。不良資材、虚偽納品に続いて手抜き保安まで、韓水原に対する国民の失望は限界に達した。韓水原の骨を削る覚醒が求められる。
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