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光復軍司令部が原形保存へ…再開発控え放置されていた建物が復活

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

原形保存が決まった光復軍総司令部(写真=報勲処)

光復軍総司令部の原形保存の知らせが伝えられた。

撤去される危機にあった中国・重慶の大韓民国光復軍総司令部の建物が原形そのままに保存されるものとみられる。光復軍総司令部の建物は昨年まで商店街として活用され、現在は再開発を控え空いたまま放置された状態だ。

韓国政府は19日、「中国政府が重慶市に所在する韓国光復軍総司令部建物の保存問題と関連し駐中韓国大使館に『韓国側の要請と韓中関係を考慮し総司令部の建物を現場に原形保存するよう重慶市が決め、中央政府が承認した』と通知した」と明らかにした。


中国側はまた、「この事業は中国が主体的に推進するだけに費用もすべて負担する」と明らかにしたと伝えられた。

これに伴い、これまで都市開発と管理費問題などを理由に撤去される危機にさらされていた光復軍総司令部の建物は現場にそのまま残されることになった。

原形保存の知らせが伝えられた光復軍総司令部の建物は当初中国当局により撤去される危機に置かれていた。重慶市は2010年に光復軍総司令部一帯の再開発を始め、光復軍総司令部も撤去して重慶市渝中区の蓮花池にある大韓民国臨時政府庁舎近くに移転し復元する計画だった。

しかし4月に大韓民国臨時政府樹立95周年記念式に参加するために重慶を訪問した鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相が孫政才重慶市党書記と会い、光復軍総司令部の原形復元などを議論した。鄭首相は重慶所在の大韓民国臨時政府庁舎など主要な独立運動史跡の管理に中国側がこれまでに見せてきた協力に謝意を示した。

当時鄭首相は「光復軍総司令部の建物を原形そのままに復元し、この一帯を韓中歴史文化交流の場にしよう」と提案した。これに対し孫書記は「歴史は断絶しても忘れられてもならない」とし、同席した実務陣に具体的な方策を検討するよう指示した。

その後鄭首相と孫書記の面談の後続措置として両国間の多様な外交的接触が行われ、最終的に光復軍総司令部の原形保存が決定した。



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