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大韓航空前副社長、検察調査で暴行の一部認める

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が17日、被疑者の身分で検察に出向いて調査を受けた。

ソウル西部地検刑事5部はこの日、趙前副社長を相手に今月5日(米国現地時間)大韓航空旅客機のファーストクラス席で起こった状況などを調査した。検察は特に趙前副社長が乗務員と事務長に暴行を加えたかについて集中追及した。趙前副社長は暴行を一部認めたと検察関係者が伝えた。

これに先立ちパク・チャンジン事務長は検察の調査で「趙前副社長がマニュアル冊子の入ったケースで手の甲を数回突いて、機長室の入口まで押しつけた」と述べた。ファーストクラスの乗客パクさん(32、女)も「本を乗務員の胸に投げつけた」と話した。機長の場合、国土交通部の調査では「自らの判断で回航(リターン)した」と述べたが、検察はこうした陳述が会社側の指示に従った可能性もあるとみて調査中だ。趙前副社長は国土部の調査で「暴行をした事実はない。(航空機を搭乗口に戻す)『ランプリターン』も指示していない」と話した。


検察は大韓航空の役員が虚偽陳述の強要など証拠隠滅を図ったのかについても調査中だ。検察は本社の家宅捜索で乗務員などが強要で作成した経過書・始末書を確保したという。

パク事務長はこの日、KBS(韓国放送公社)のインタビューで「ある役員が国土部の資料と合わないからといって事実関係の確認書を10回以上再び書かせた」として「確認書を私が直接送ったように電子メールで再転送しろと指示もした」と話した。彼はまた「(ニューヨーク空港に降りた後)会社側が最初、報告の電子メールを削除しろとの命令を私だけでなく当時いた関係者たちにした」とした。

趙前副社長が証拠隠滅に関与した場合は拘束捜査の必要性が高まるというのが検察の判断だ。



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