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キムチでアトピー治療?「大変だが現在進行形」=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「『偉大な食品であるキムチの効能を、韓国人が研究してしっかりと明らかにしておかなければ、ご先祖に申し訳ない行為だ』という大学の恩師〔ハン・ホンウィ仁荷(インハ)大学生命科学科教授〕の言葉を胸にいつも刻みながら研究していた」。

最近「CJ第一製糖今年のアワード」を受賞した同社の食品研究所醗酵食品センターのキム・ポンジュン博士(41)は「韓国のメチニコフ」(乳酸菌の効能を明らかにしたロシア学者)を夢見る。

彼がキムチと初めて縁を結んだのは98年に大学院(仁荷大)でキムチ乳酸菌を専攻してからだ。その後16年間、彼はキムチ乳酸菌を探すのに没頭した。2003年、CJ第一製糖に入社後にもキムチを手放さなかった。難病のアトピー性皮膚炎をキムチ乳酸菌で治療してみると会社代表を説得したのも2006年6月で、ようやく新入りから抜け出した頃だった。


「キムチが免疫力を高めるという確信を持っていたので、アトピー治療にも効果的だと思った。アトピーを薬ではないキムチという食品で良くなるようにしてみたかった」。

だが1人で一年に4億~5億ウォンを使うと言ったために内部の反応は冷たかった。たとえアトピー治療を助ける乳酸菌を発見してその効果が立証されても、食品医薬品安全処の健康機能食品として許可を受けるのは非常に大変だという理由だった。キムチからアトピー症状の緩和を助ける乳酸菌を探し回って2年目。彼の家で研究の最初の糸口をつかんだ。当時アトピーにかかっていた3歳の息子に乳酸菌を食べさせたところ、これが効果を見せたのだ。

彼が探し出した乳酸菌の効果と副作用を明らかにする研究が2010年7月からサムスンソウル病院・中央(チュンアン)大病院などで行われた。重症ではないアトピー症状の緩和を助けるという事実が確認されて国際学術誌に掲載され、昨年は食薬処から機能性を認められた。



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