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【時視各角】朴大統領の小さな勝利、大きな敗北(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
昨日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書流出疑惑を受けたチェ警衛が遺書を残して自殺した。検察は「捜査過程でいかなる強圧や違法もなかった」と述べた。遺族は「悔しい。(検察の捜査は)パズル合わせ」という遺書内容を伝え、チェ警衛の実兄は「拘束令状が棄却された理由を考えてみてほしい」というチェ警衛の最後の通話内容を公開した。亡くなったチェ警衛は弱者である「乙」の立場に立った。朴槿恵(パク・クネ)大統領は「チラシのような内容に国が揺れる」と述べたが、そのようなつまらない文書のために一人の生命が犠牲になったという逆風を受けることになった。

注目すべき点は、12日にチェ警衛の拘束令状を棄却した令状担当のオム・サンピル判事の意見だ。通常の「証拠隠滅や逃走の憂慮がない」という棄却理由とは違う。オム判事は「現在まで犯罪容疑の釈明の程度などからみて、現段階で拘束の理由と必要性は認めがたい」と具体的に指摘した。検察が捜査した携帯電話通話内訳、情報分室のコピー記録などが公務上の秘密漏洩を立証するどころか、拘束の理由にもならないという判断がある。

裁判所の令状担当判事はエリート部長判事だ。韓国社会で拘束は身柄の確保を越え、有無罪の推る刑罰手段のように見なされる。時には容疑者の自白を強圧する強大な武器だ。このため裁判所はその最初の敷居に刑事裁判経験が豊富で無色無臭な重量級判事を配置する。判断の誤謬を防ぎ、社会的な論争を減らすためだ。オム判事も1994年に司法研修院を次席で出た後、20年近く判事を務めた。今までの青瓦台文書事件に関する限り、彼の判断を信じるしかない。


チェ警衛の自殺で今回の事態を眺める社会の視線はよりいっそう冷ややかになった。国家情報院の間諜操作の時も課長級が自殺未遂をしたのに続き、「大きな事件が生じるたびに個人の逸脱に追い込んで末端職員だけを犠牲にさせているのではないのか」という陰謀説まで出る。もう検察はいかなる捜査結果を出しても、社会がすんなりと信じるという保証はない。むしろ「チョン・ユンフェと朴志晩(パク・ジマン)の権力暗闘にチェ警衛だけが犠牲になった」というのが一般的な見方だ。クジラの争いでエビの背が裂けたという同情心が広がっている。



【時視各角】朴大統領の小さな勝利、大きな敗北(2)

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