米ワシントンのスミソニアン国立自然史博物館の収蔵庫に所蔵されている朝鮮刀。「日本刀」と間違って表示されている。
海外に不法流出した韓国文化財の返還運動の方法論については、長期的で緻密な研究と協力ネットワークの構築が必要だとの意見が多かった。西江(ソガン)大学のイ・ボア大教授(アート&テクノロジー学科)は「返還交渉過程でも相互貸与など互いにウィンウィンとなる提案をすればもう少し効率的だろう」と話した。略奪文化財について長く研究してきたソウル江ヒョン中学校のチョン・キュホン教師は「素材と経路の把握が何より重要だ」とし「民間の個別的研究を共有できるシステム構築が必要だ」と指摘した。
騒々しく返還運動を行えば、逆風が起こり得るという指摘もある。梨花(イファ)女子大学社会教育科・韓国古代史のオ・ヨンチャン教授は「どのような方向からであれ、攻撃的な還収運動は相手国家を逆に萎縮させかねない」とし「実際、このために海外博物館が所蔵している韓国の文化財をきちんと展示することもなく、研究活動も難しい場合が多い」と話した。
朝鮮刀捜し出した米国人「収蔵庫で眠る宝物、残念だ」(1)
この記事を読んで…