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世界の首脳も「他人の不幸は蜜の味」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「他人の不幸は蜜の味」という言葉は世界の指導者にも例外ではない。

スティーブン・ウォルト・ハーバード大ケネディスクール教授は26日(現地時間)、フォーリンポリシーに掲載された「世界指導者が有難く思う10種類」と題した文章で、「シャーデンフロイデ(Schadenfreude)」というキーワードを提示した。「他人の不幸を見て喜ぶ心」という意味で、ドイツ語由来だが英語・フランス語でも使われる。

国際政治学界の権威者であるウォルト教授は感謝祭の27日を迎え、「感謝すべきことを考えてみよう」とし、中国の習近平主席からロシアのプーチン大統領、ドイツのメルケル首相らを幸せにする理由を取り上げた。


習主席に喜びを与える存在1位は断然、米国だ。米国がスンニー派武装政派イスラム国からシリアなどの問題で頭を悩ます状況の中で、「米国が東アジアから相対的に遠ざかり、中国が域内で影響力を拡大することができ、米国のようにどん底に陥る状況にならないよう考えている」ということだ。

米国の次期大統領候補に挙げられるヒラリー・クリントンについては、「国務長官時代、オバマ大統領が全権を与えなかったという点に感謝するべきだろう」と評価した。現在の米国の前に山積した外交・安保問題の責任から自由という理由でだ。

10%台の支持率に苦しむオランド仏大統領にも慰めはある。「支持率がこれほど低くても現在のフランスでは大統領弾劾が事実上不可能であるため」だ。隣国のドイツのメルケル首相が感謝すべきことは何か。「簡単だ。フランスの大統領でないということ」。

プーチン大統領については「ウクライナ情勢から西側の経済制裁に原油価格の下落まで、今年は笑えることがほとんどない」としながらも、「それなりに核兵器はたくさん残っているではないか」と冷笑した。

先月再選に成功したルセフ・ブラジル大統領については、「(大統領選挙直前に行われた)ブラジルワールドカップ(W杯)でドイツに7-1で惨敗したが、W杯自体を無事に終えて再選に成功した」とした。

日本の安倍首相に対しては「形式的ながら習主席と握手ができたこと」を感謝すべき理由に挙げた。朴槿恵(パク・クネ)大統領への言及はなかった。



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