韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が出した低物価現象に対する解釈だ。13日の金融通貨委員会での基準金利据え置きの背景を説明する席でだ。ところが李総裁の発言はむしろ市場で韓国銀行の政策信頼度に対する疑問を拡大する要因として作用した。
日本と欧州はデフレとの戦争を宣言し低物価輸出に乗り出しているが、韓国銀行も韓国政府もこれといった防衛策を出せずにいる。「物価が上がれば問題だが下がっていくなら別に問題はない」という過去の高物価時代の固定観念から依然として抜け出せずにいるからだ。韓国銀行の物価安定目標は2.5~3.5%だ。これを基に政府も今年の物価目標値を2.5%に設定した。だが、消費者物価上昇率は24カ月連続1%台にとどまっている。韓国銀行の誤判断に近い物価見通しが市場の混乱をあおったとの批判が出てくる理由だ。
日本と欧州はデフレとの戦争を宣言し低物価輸出に乗り出しているが、韓国銀行も韓国政府もこれといった防衛策を出せずにいる。「物価が上がれば問題だが下がっていくなら別に問題はない」という過去の高物価時代の固定観念から依然として抜け出せずにいるからだ。韓国銀行の物価安定目標は2.5~3.5%だ。これを基に政府も今年の物価目標値を2.5%に設定した。だが、消費者物価上昇率は24カ月連続1%台にとどまっている。韓国銀行の誤判断に近い物価見通しが市場の混乱をあおったとの批判が出てくる理由だ。
この記事を読んで…