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【時視各角】朴槿恵は神秘主義を止めるべき(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
先日、「青瓦台、ネズミとの戦争…チョコパイ誘引作戦」記事を読んだが面白かった。チョコパイやネズミ捕りシートの甲斐もなく、ネズミの勢力はすさまじいようだ。1969年と72年に完成した為民2、3館(訳註:秘書棟)は、安全診断でD等級(災難危険施設)を受けたそうだ。しかし、青瓦台(チョンワデ、大統領府)には古い建物だけが手を入れるべきものではない。補修ついでに古い文化も一緒にリフォームすればいいのにと思う。

先日、朴槿恵(パク・クネ)政府の前職長官に会った。少なくとも彼は違うと思っていた。しかし、彼もやはり「書者生存(書き取ってこそ生き残る)」だった。「初心とは違い、書き取らないではいられなかった。大統領は目を一度も合わせないまま、閣僚会議の初頭から前もって準備した原稿をずっと読んでいく。その場面をただ見守るだけでは居心地が悪くて…。そのまま頭を垂れて書き取っているのが一番気楽だった」

彼に「本当にすべて書き取ったのか?」と質問したらとんちんかんな返事が返ってきた。「我々の部署への指示は書き取る。後で青瓦台から大統領の“お言葉資料”が来るまで時差が少しあるから。正直言うと、手帳に書き取るふりをして別のことしている場合もある。近くにいる長官を見たら、手帳に書体練習をする者やこっそりと絵を描いている者もいた」。


青瓦台の閣僚会議は四角形の大型テーブルで行われる。空間も広くて参席者の席ごとにノートブックやマイクまで設置されている。これに比べると、米ホワイトハウス会議室は楕円形のテーブルにメモ用紙だけがぽんと置かれている。参席者の間の空間が狭いうえに会議の集中力を分散させるようなものは他に何も存在しない。果たして青瓦台とホワイトハウス、どちらの討論の方が激しいだろうか。

記者会見場も同じだ。ホワイトハウスのブリーフィングルームは人と人の間が狭い。大統領の執務室「オーバルオフィス」とは20~30歩で到着するほどの位置で、大統領と出入り記者の間の距離も2~3メートル余りだ。記者は狭い椅子で取材手帳にメモだけするだけで、ノートブックを置く空間さえない。熱気のある質疑応答が否応なく行き来する。これに対して青瓦台の春秋館は大統領執務室と500メートル以上離れていて、ブリーフィングの演壇と記者との距離も相当ある。まるで大学の大型講義室のようだ。



【時視各角】朴槿恵は神秘主義を止めるべき(2)

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