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崩れたノキアが韓国に送ってきた「メッセージ」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
#フィンランド北部にあるオウル(Oulu)市の街は、夜11時になれば闇に包まれる。市が財政の節約のために毎週日~木曜日の夜間は街灯を消すことにしたのだ。オウルはノキアの携帯電話の工場で有名だったが、ノキアが崩れて以降は市の経済がさまよっている。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)のチョン・ウンジュ・ヘルシンキ貿易館長は「福祉支出が多い上に欧州財政危機まで重なってフィンランド経済が長い間力を失っている」と伝えた。

#ヘルシンキ付近のアルト大学にある「スタートアップサウナ」という赤レンガの建物には、若者たちの足が絶えない。ここはフィンランドで24時間開いている創業支援センターとして有名だ。予備創業者は先輩創業者からメンターリングを受けてアイデアを試作品として作ってみることもできる。在韓フィンランド商工会議所のヘイキ・ランタ議長は「韓国に『負けん気』精神があるとすれば、フィンランドには似たような概念の『sisu』精神がある」として「経済が多少難しくてもフィンランドの創業熱はいつになく熱い」と話した。

近頃のフィンランド経済を端的に見せる対照的な2つの場面だ。ノキアの失墜以降、深刻な景気低迷に苦しめられているフィンランドは、情報通信技術(ICT)の創業などを通して新たな飛躍の転換点をつくっている。富と自由・福祉を一度に手にした北欧の強小国と評価されるが、表面にあらわれたフィンランド経済は深刻な水準だ。13日、ブルームバーグによればフィンランドの国内総生産(GDP)は2008年水準にとどまっている。2012年1-3月期以後のGDP成長率がなかなかマイナスから抜け出せずにいたためだ。失業率も8~9%台から下がらない。


さらにスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は最近、フィンランドの信用等級をこれまでの「AAA」から「AA+」に1ランク下げた。

これは何よりもフィンランドの国民企業ノキアが衰退した余波だ。ノキアは一時、フィンランド輸出額の20%、全体法人税の23%を負担したほどにフィンランドの宝のような存在だった。2000年代中盤まで世界のモバイル機器産業を支配したノキアは、その後スマートフォン戦争で生き残ることができずに昨年、マイクロソフト(MS)に買収された。フィンランドのICT企業らと20年間取り引きしてきたユーパーツのユ・ソンマン代表は「サムスン電子・現代(ヒョンデ)自動車など一部の大企業の依存度が高い韓国が通過して克服すべき部分」と話した。対外環境もそれほど明るくない。ユーロ圏危機の余震が続いているところに、主な輸出国であるロシアまでが景気低迷と西側からの制裁で苦しい状況にいる。ブルームバーグは「今年の下半期も景気低迷が続いて3年連続の逆成長を継続するだろう」と展望した。

だが、こんな荒涼とした土壌にも青々と「飛躍」の新芽は芽生えている。ノキアを離れた相当数の若いICT人材の創業の道を選択しながら数百のベンチャー企業を作り出した。モバイル分野では世界的なゲーム「アングリーバード」を作ったロビオや、最近人気を集めている「クラッシュ・オブ・クラン」を開発したスーパーセルなどが登場した。二者択一の運営体制(OS)を適用した普及型スマートフォンを開発したヨーラも脚光を浴びており、数百年の伝統を持つデザイン産業も飛躍の1つの軸を担っている。



崩れたノキアが韓国に送ってきた「メッセージ」(1)

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