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<サッカー>朴主永、運命の中東遠征

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴主永(パク・ジュヨン、29、アル・シャバブ)

かつては「韓国サッカーのすべて」だった。サッカー韓国代表のゴールゲッター系統を引き継ぐ天才ストライカーとして脚光を浴びた。今は違う。ポジションどころか、出場さえ保証されていない。追い込まれた朴主永(パク・ジュヨン、29、アル・シャバブ)にとって、中東遠征Aマッチ2連戦(14日ヨルダン戦、18日イラン戦)はすべてを賭ける挑戦の機会だ。

朴主永は6月のブラジルワールドカップ(W杯)本大会直後、GK鄭成竜(チョン・ソンリョン、29、水原)とともにグループリーグ敗退の主犯にされた。「義理抜てき」という批判の中でW杯最終エントリーに名を連ねたが、期待以下の競技力で失望を抱かせた。W杯直前にアーセナル(イングランド)から放出され、無所属の悲しみまで経験し、朴主永の代表チーム内での位置づけはさらに惨めなものとなった。

シュティーリケ監督(60)は中東2連戦を控え、朴主永を代表チームのストライカー4順位に置いた。李東国(イ・ドングク、35、全北)と金信旭(キム・シンウク、26、蔚山)をまず考慮したが、両選手ともけがでシーズンアウトとなった。3番目として注目していた池東源(チ・ドンウォン、23、ドルトムント)までが左ひざをけがすると、朴主永にチャンスが回ってきた。


ブラジルW杯後、初めて代表チームに復帰した朴主永にとって、今回の遠征2試合はサッカー人生がかかる試合だ。今回も振るわなければ朴主永が再起の舞台と考えていた来年1月の豪州アジアカップへの出場が不透明になる。欧州リーグ復帰の夢も遠ざかる。朴主永が役割を果たせば、中東遠征ジンクスを克服しようとする韓国代表チームにも弾みがつく。

韓国サッカーは西アジア遠征で笑った記憶がほとんどない。特に18日に対戦するイランとはアウェー5試合で3敗2分けと勝利がない。海抜1273メートル高地にあり、選手の体力消耗が大きいうえ、10万人の観客が圧倒的な雰囲気を演出するテヘランのアザディスタジアムは「アウェーチームの墓」だ。

チェ・ガンヒ元監督が代表チームを率いた最近2回のAマッチ対戦では韓国がアウェーとホームで0-1で敗れた。全盛期時代に中東チームに特に強かった朴主永が活躍すれば、雪辱の可能性も高まる。



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