李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官が11日、政府ソウル庁舎でセウォル号水中捜索活動の終了を発表している。
李長官のこうした姿勢には、セウォル号を水面上に引き揚げることに消極的な海水部の雰囲気が反映されたという分析が優勢だ。セウォル号の引き揚げは不明者を探す最後の手段と言われるが、海水部の官僚らは船が陸に上がっても不明者を全員探せるかは確信できずにいる。このために約2000億ウォン(約210億円)の追加費用がかかると予想される引き揚げ作業を敬遠している。海水部関係者は「残った不明者が全員家族のもとに行けるならば1兆ウォンかかっても試みるだけのことはある」としながら「だが、その可能性が高くないと見るのが内部職員の多数の意見」と伝えた。海水部はセウォル号の引き揚げにかかる時間を最長1年と見ている。
<セウォル号>海水部長官「引き揚げは災難対策本部が決めること」(2)
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