このところ米国でトヨタの新型「カムリ」は2万2970ドルから売られている。現代自動車「ソナタ」の2万1150ドルと1820ドルしか差がない。高級仕様はむしろソナタの方が高い。2~3年前にはモデル別で現代自動車が2000~3000ドルほど安かったがいまでは逆転した。円安を背にした日本の自動車メーカーのマーケティング攻勢はさらに積極的だ。日産は今年だけで14%、ホンダも8%ほど自動車の値段を下げた。価格差は販売実績で現実化している。現代自動車は先月米国市場で9万4775台を売った。前年同期に比べ1.6%増えた。米国全体の自動車販売増加率が4%台ということを考慮すると平均以下の成績だ。トヨタは今年米国をはじめとする世界市場で1000万台以上売ると予想している。
円安の衝撃に鉄鋼・機械・繊維業界も緊張している。韓国鉄鋼協会によると9月の日本製ホットコイルなど鉄鋼材輸入量は67万8000トンで6カ月ぶりに増加傾向に戻った。鉄鋼協会関係者は、「中国製鉄鋼材の低価格攻勢に日本の鉄鋼会社の輸出まで増加しており二重苦を経験している」とした。日本メーカーの沈滞を機会として東南アジアなど新興市場で善戦してきた韓国の機械メーカーなども日本企業が単価を下げていることで打撃を懸念している。
円安の衝撃に鉄鋼・機械・繊維業界も緊張している。韓国鉄鋼協会によると9月の日本製ホットコイルなど鉄鋼材輸入量は67万8000トンで6カ月ぶりに増加傾向に戻った。鉄鋼協会関係者は、「中国製鉄鋼材の低価格攻勢に日本の鉄鋼会社の輸出まで増加しており二重苦を経験している」とした。日本メーカーの沈滞を機会として東南アジアなど新興市場で善戦してきた韓国の機械メーカーなども日本企業が単価を下げていることで打撃を懸念している。
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