首相室は全国の主要施設24万カ所を安全点検した後、今年6月に出した報告書でこのように指摘した。報告書によればセウォル号事故にもかかわらず大衆利用施設の安全問題が相変わらずだということが明らかになった。指摘事項が4万件に達した。一日700人余りが利用する忠清北道(チュンチョンブクド)のある障害者体育館は、壁に亀裂ができて漏水が発生し崩壊の危険性があった。点検対象である約150カ所の修練施設のうち19カ所が火災に弱いサンドイッチパネルを使っていた。療養病院の4カ所は、規定上スプリンクラーが必要な4階以上なのに設置しておらず看護師1人だけが当直をつとめる所もあった。
施設従事者の安全管理、災害対応能力も低下していたことが明らかになった。報告書を見れば、大衆利用施設の関係者が災害の避難教育を受けていなかったり、対応マニュアルさえ知らなかったりする事例が多かった。こうした水準では緊急状況が発生した時に右往左往して被害を拡大するばかりだ。
施設従事者の安全管理、災害対応能力も低下していたことが明らかになった。報告書を見れば、大衆利用施設の関係者が災害の避難教育を受けていなかったり、対応マニュアルさえ知らなかったりする事例が多かった。こうした水準では緊急状況が発生した時に右往左往して被害を拡大するばかりだ。
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