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【社説】不正・不具合で穴が開いた韓国の武器体系、大手術が必要

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
故障がなく作動が正確で現場で信頼して使える武器体系を軍に供給するのは戦力確保の必須要素だ。だが、現在の国会国防委員会の国政監査場は恥ずかしいことに韓国軍の不良武器体系暴露の場に変わった。国政監査資料によれば特に9000億ウォン(約902億7千万円)をかけた駆逐艦の栗谷李珥(ユルゴク・イイ)艦は海水流入を防ぐ栓が録になかったため敵の魚雷をだます欺瞞弾24発中18発が腐食した。このためイージス戦闘システムを備えて敵機やミサイル攻撃も防げる先端軍艦が過去2年間旧式魚雷の前に手をこまねいた。この6カ月間80回も故障した高速艇と護衛艦のレーダー、対空標的を探知・追跡できない20ミリメートル対空バルカン砲、北朝鮮の最新型電車の装甲を貫くことのできない対戦車武器など不具合とお粗末さは際限がないほどだ。

それだけでなく設計・獲得・運用段階の不正や問題で統営(トンヨン)艦・K-2戦車・K-21装甲車など主な武器体系が戦力化遅延、配置物量減少、不健全化に瀕している。国防部は防衛力改善費11兆ウォンと戦力運営費25兆ウォンなど全36兆ウォンを1年の国防費として使っている。だが、獲得システムに「ジャム」がかかり、投じた予算に見合った戦力確保がなされずにいる。

軍に供給された高価な武器体系が不十分な管理・監督で戦力を十分に発揮できない状況は国民を不安にすると同時に怒らせている。一部防衛事業担当者と軍出身防衛産業従事者の無責任さと癒着不正を徹底的に暴かなければならない。政府は武器体系不良の原因になる獲得体系と管理・運営過程を精密点検しなければならない。必要ならば民間専門機関のコンサルティングでも受けなければならない。武器体系獲得過程をこれ以上「セキュリティ」という安全網の中に放置してはいけない。国家の安保と国民の税金がかかった重大問題であるためだ。

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