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武器輸出の鎖解いて「愛国心」明記…安倍首相の思い通りの極右安保戦略を議決

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「今後の我が国の安全保障の姿を決める歴史的文書になるだろう」。

11日、日本の首相官邸で開かれた「安全保障と防衛力に関する懇談会」で安倍晋三首相がした話だ。彼が「歴史的文書」と指定したのは、17日に閣議で議決される「国家安全保障戦略」だ。日本政府が初めて採択するこの文書には、今後10年間の外交・安保政策の指針が盛り込まれている。日本メディアによれば安倍首相が自画自賛したこの文書は、文章1行、単語1つまで安倍色が強くにじみ出ているとのことだ。

まず半世紀の間、維持してきた武器輸出禁止の鎖が解ける。佐藤栄作元首相が1967年「共産圏国家、国連が武器輸出を禁止した国家、国際紛争当事国または恐れがある国には武器を輸出しない」と定めた「武器輸出3原則」は、事実上の武器輸出禁止原則として維持されてきた。だが国家安全保障戦略には、武器輸出3原則に代わる新しい原則を作るという方針が入れられる。また、安保のための社会基盤強化のために「自国と郷土を愛する心を育てる」という内容が盛り込まれる。心の問題である「愛国心」を安保戦略に活用しようとすることには強い批判が提起されている。

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