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タッチパネルで動かす「テスラS」…車ではなくスマホのよう(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「これは自動車ではないじゃないか」。世界的市場分析会社のIHSが米国の電気自動車メーカーであるテスラが作った「テスラS」を細かく分解してみた。1億1000万ウォンを超える車を最後のねじまですべてはずしてみたこのチームが下した結論は「車ではない」だった。IHSのアンドリュー・ラスウェイラー常務は、「まるでアップルのiPadやサムスン電子のギャラクシーを見るようだった」と話した。

15日に出した報告書は電子部品の量でテスラSは既存の車と完全に異なる車だとした。脳に相当するヘッドユニットに使われた部品の数だけで5000個だ。普通の車は多くても1000個だ。象徴的な装置は前面部中央のディスプレーだ。この機器で道も探し、温度も調節し、インターネット検索もする。スマートフォンのように手で触って使うタッチスクリーン方式で、画面の大きさ17インチは一般車の2倍を超える。

大きさだけではない。IHSは画面の中に消えたエアコンコントローラーのような各種ボタンに注目する。草創期の携帯電話の各種ボタンがスマートフォンではすべて画面の中に消えたのと同じ論理だ。ラスウェイラー常務は、「テスラが意図的にモバイル機器と類似の環境を作ったもの」と診断した。


大きさはそのまま技術でもある。大きなものを取り回すにはそれだけ頭も良くなければならない。脳を動かす半導体チップはエヌビディアの「テグラ3」1.4GHzクアッドコアプロセッサを使った。iPhone5Sと同クラスとみれば良い。画面解像度は1920×1200で、米国で売られる新型ギャラクシーS5(SM-G900S)と同じ水準だ。

運転席前の仮想計器盤も普通とは異なる。ぱっと見では針が速度、エンジン回転数などの目盛りを示している。だが、実際の針でない。すべてデジタル技術を利用したグラフィックだ。ジャパンディスプレイの製品が使われた。iPhone6に使われる製品だ。部品だけアップルに似せたのではない。作る方式も電子メーカーだ。自動車メーカーはオーディオなどの制御システムを通常パナソニックのような専門業者に任せる。ところがテスラはこれを直接行った。アップルがiPhoneのデザインと設計は直接行ない、組み立てはフォックスコンのような業者に任せる方式そのままだ。



タッチパネルで動かす「テスラS」…車ではなくスマホのよう(2)

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