平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが3年4カ月先に迫ったが、大会組織委員会と政府・地方自治体が足並みの乱れで競技場の新築が遅れている。江陵(カンヌン)総合運動場の敷地に入る競技場3カ所の工程率は、せいぜい3%に過ぎない。
平昌大会を「経済的オリンピック」として行うというのが文化体育観光部の方針だ。それで江陵総合運動場を開・閉会式場として活用しようという案が出てきた。しかし取材陣が江陵総合運動場を直接見渡してみると、それは不可能なことだという事実を確認できた。周辺にはアパートや道路があり、かろうじてスタジアム空間が出てくるだけだった。出入り口と聖火が入る場所はもちろん、オリンピックプラザなどの附帯施設が入る空間がなかった。
計算機たたいて3年を無駄に…荒涼とした平昌(2)
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