5歳の娘エバを抱いて南大門市場を訪れたフランス人のパトリス・シャバニさんと妻キャロルさん。シャバニさんは「英文の表示板があれば良い」と話した。
向い側の店で韓流スターのポスターや額縁などを売るおじさんは、すでに商品の陳列を終えて新聞を読んでいる。なんと勤勉なことだろう。商店街の内側の衣料品店のおばさんもインスタントコーヒー1杯を飲みながらお客さんを待っている。午前11時ごろにならないとお客さんが来ないことを分かっていながらも7時になればきれいにお化粧をしてドアを開ける。30年以上、南大門のさまざまな店の店員として働いて数年前に自分の店を出すことができた。「外国のお客さんがメード・イン・コリアを探しているからね。下着についたタグをいちいち確認して買っていく」といいながら質の良い国産製品を売ると自慢している。
向こうの履き物店の青年はすでに開始した。朝早くから南大門市場を訪れた背の低い若い日本人女性2人はこの青年の流ちょうな日本語とすらりとした容貌に夢中になっている様子だ。しきりに笑って冗談をやり取りしているかと思っていたら、青年がすすめた履き物を数足、ビニール袋に入れて出てきた。
韓国に来る外国人観光客、1日1万人…「物は安いがさら즂まけてくれる」(2)