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「北核ジレンマに陥った南北…北朝鮮は経済発展が不可能、韓国は北朝鮮説得が不可能」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

河英善(ハ・ヨンソン)東アジア研究院(EAI)理事長が26日、ソウルの新羅ホテルでキャンベル元米国務省東アジア太平洋担当次官補と会って北核問題などについての見解を明らかにしている。キャンベル元次官補は「韓半島国際フォーラム」参加のために訪韓した。

カート・キャンベル元米国務省東アジア太平洋担当次官補(57)は昨年2月に辞める前まで米国務省内で韓半島(朝鮮半島)問題を扱う最高位の政策担当者だった。ヒラリー・クリントン元国務長官とも近い。統一部と東アジア研究院(EAI)が主催した「韓半島国際フォーラム」参加のために韓国を訪れたキャンベル元次官補に26日午後、新羅ホテルで河英善(ハ・ヨンソン)EAI理事長(67)が会った。1時間余り行われた2人の対談では、北朝鮮の核問題から米中関係などの外交懸案までが扱われた。特に北核問題に対して河理事長が「南北いずれも北核問題でジレンマに陥っている」と話すとキャンベル元次官補は「北朝鮮が核・経済並進路線を取る限り、私たちはますます解決が難しい状況に置かれるほかはない」と話した。以下は分野別の主な問答。

▼河英善理事長=「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は今年初めの新年の辞を通じて核・経済並進路線を追求すると明らかにした。同時に韓国との関係改善を望むと見ているほどの希望的な言及も軽くあった。こうした基本的な立場を通じて知ることができるのは、南北ともに北核問題によるジレンマに直面したということだ。北朝鮮の立場で見れば、北朝鮮が核能力を追求する限り経済発展を実現するのは不可能だ。韓国の立場で見れば、6カ国協議や制裁措置など今までの試みでは核を保有するという北朝鮮の基本的立場を変えることが不可能だ。北朝鮮がアップグレードした新しい戦略を樹立するように誘導するには、どのようにすべきだろうか」

▼キャンベル元次官補=「北朝鮮が交渉テーブルに戻るのは、中国が大変な圧力を加えた後に可能だろう。北朝鮮は2兎を追うようなものだ。核兵器も望み、西側世界との関与政策を通した経済的な利益も望んでいる。私たちは絶えず北朝鮮に1つだけ選択しろといってきたが、北朝鮮は継続して2つともするといっている。私たちはますます解決が難しい状況に置かれるほかはない。また金正恩政権は非常に不安定だ。最近、北朝鮮内で数カ月間に公開処刑されたり追放されたりした者は米国との外交の責任を負った高位級官僚らだった。もし北朝鮮が対話する準備ができたといっても、もはや私たちが誰と話すべきか確信が持てない」


▼河理事長=「中国が果たして北朝鮮により大きな圧力を加えるだろうか」

▼キャンベル元次官補=「中国がこれまで北朝鮮に対して出してきた立場を綿密に観察した結果としては、北朝鮮に対する中国の『ボディーランゲージ』(表面的にあらわした対話)が変わった。不快な感情があらわれている。だが中国の根本的な立場は変わらなかった。また短期間内にこうした変化を見られるとも思わない。韓国政府は、北京の友人らと疎通し続けられる道を探すことが必須だ。そのようにすれば中国が『私たちが誤った選択をしていたのだな。私たちは韓国と共に行かなければならない』と考えを変える助けになるはずだ」



「北核ジレンマに陥った南北…北朝鮮は経済発展が不可能、韓国は北朝鮮説得が不可能」(2)

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