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<アジア大会>総合2位の韓国を脅かす日本

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国スポーツのアジア2位の牙城が揺れている。

韓国の仁川アジア競技大会での金メダル目標は90個だった。パク・スンホ選手団長は開幕前、「100個も可能だ」と話していた。日本の高田裕司総監督は「2020年東京オリンピック(五輪)で活躍する有望株の発掘を重視する」とし「金メダル50個前後が目標」と述べた。4年前の広州アジア競技大会で韓国は金メダル76個、日本は48個を獲得した。韓国はホームアドバンテージを期待して2002年釜山アジア競技大会(金96個)を基準に目標を高めた。

折り返し地点に入った今、両国の表情は違う。大会6日目の25日には両国が金メダル28個で並び、銀メダル3個差で韓国は一時、総合2位を奪われた。フェンシングや武術など一部の種目で期待を上回る成績を出したが、朴泰桓(パク・テファン、25、仁川市庁)、梁鶴善(ヤン・ハクソン、22、韓国体育大)、チン・ジョンオ(35、KT)、キム・ジャンミ(22、ウリィ銀行)などスターが予想より低調だった。中間成績ではあるが、ホームで開催された大会でライバル日本に2位を奪われたのは韓国選手団には衝撃だった。26日午前の韓国選手団本部役員会議では、残りの競技の予想金メダルを再点検し、決意を新たにした。この日、韓国は2位を取り戻したが、わずか金メダル1個の差(韓国31個、日本30個)だ。


韓国が日本スポーツを追い抜いたのは1988年ソウルオリンピック(五輪)のおかげだ。五輪を控えて全国で「88夢の木」という名称で体育の有望株を選抜し、集中的に育成した。その結果、86年のソウルアジア競技大会で金メダル93個を獲得し、初めて日本(58個)を上回った。それ以降、94年の広島大会で金メダル1個差で日本に2位を奪われたのを除いて、常に中国に次ぐナンバー2を守っている。

プライドが傷ついた日本は2000年に入り、韓国のエリート体育育成モデルをベンチマーキングした。2001年には日本スポーツ科学センターが発足し、その隣にナショナルトレーニングセンター(NTC)を建設した。韓国の体育科学研究院と泰陵(テルン)選手村をモデルとした。日本水泳の新星・萩野公介(20)が朴泰桓と孫楊(23、中国)を抑えて優勝したのは偶然でない。

2020年東京オリンピックの招致後、エリートスポーツ育成に対する日本の関心と投資はますます増えている。一方、韓国は生活体育とスポーツ産業の重要性が注目され、エリート体育は相対的に不利益を受ける状況だ。年初、韓国スポーツ科学研究院は韓国スポーツ開発院に名称を変えた。今まではエリート体育支援が重要な役割だったが、今後はスポーツ産業育成の前進基地にするというのが文化体育観光部の腹案だ。エリート体育を支援する業務は大韓体育会に移管することを検討している。首都の東京にある日本スポーツ科学センターとNTCとは違い、ソウル泰陵選手村は存廃の岐路に立っている。

韓国は今後、アーチェリー・テコンドー・ボウリングなどで金メダルが期待される。日本は陸上・空手で競争力がある。日本オリンピック委員会の中森康弘広報部長は「日本は陸上で金メダル10個を期待している」と語った。現在のペースなら、韓国は金メダル70-80個、日本は50-60個で今大会を終える可能性が高い。しかし2020年オリンピックが近づくにつれて日本の挑戦が強まり、韓国がアジア2位を守るのはさらに難しくなるのは間違いない。



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