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<アジア大会>偏見破りスターになった萩野「ロールモデルはフェルプス」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

日本の萩野公介(20)は金メダル4個を含む、出場7種目すべてでメダルを獲得し、大会MVPが有力視されている。写真は26日に開かれた特別記者会見に参加した萩野。(写真=ISフォト)

萩野は身長が177センチで水泳選手としては小さな体格だが、ずば抜けたスピードで「スプリンター」と呼ばれている。写真は自由形400メートル決勝で泳ぐ萩野。萩野はこの競技で朴泰桓と孫楊を抜いて金メダルに入り「異変の主人公」になった。(写真=ISフォト)

萩野は頭角を現わしてきた水泳選手としてはめったに見られないマルチ プレーヤーだ。彼は「マイケル・フェルプスが私のロールモデルでありビジョン」としながら「フェルプスをまねていたら自然にさまざまな種目に出場するようになった。今後も多様な種目に出場するつもりで、オリンピックでも多様な種目でメダルを取りたい」と明らかにした。写真は歓呼するマイケル・フェルプス。(写真=ISフォト)

2014仁川(インチョン)アジア競技大会の最高スターのうち1人は男子競泳の萩野公介(20、日本)だ。萩野は今大会4冠王を記録し、すでに最優秀選手(MVP)候補に挙げられている。

萩野は朴泰桓(パク・テファン、25、仁川市庁)の金メダルが有力視されていた自由形200メートルで恐ろしいスパートを見せて1位に入ったのをはじめ、個人メドレー200・400メートル、リレー800メートルでも金メダルを首にかけた。個人メドレー200メートルでは1分55秒34でアジア新記録を打ち立てた。個人メドレー400メートルとリレー800メートルでも大会新記録を出した。この他にも自由形400メートルで銀メダル、背泳100メートルと200メートルで銅メダルを1個ずつ追加した。今大会7種目に出場して金4個・銀1個・銅2個と、全種目でメダルを獲得する勢いを見せた。

萩野は今回の大会で2つの偏見を破った。


萩野の慎重は177センチだ。水泳選手としてはとても小さな体格だが、恐ろしいパワーとスピードを誇っている。特に自由形200メートルと400メートルは「アジアの最高がイコール世界最高水準」という種目だ。183センチの朴泰桓が過去数年間2種目を席巻していた時も人々は「あのように小さな選手が巨体の西洋人選手を相手にどうやって渡り合っているのか」と不思議がった。ところが萩野は朴泰桓よりもさらに小柄だ。

26日、文鶴(ムンハク)朴泰桓プールで開かれた萩野の特別記者会見ではこれに対する質問が出てきた。萩野は「スプリンターと呼ばれて光栄だ」とにっこり笑った後、「だが、まだ今の技量に満足していない」と話した。具体的な原動力が言及されることはなかった。ただし萩野は自分のようになりたいアジアのユース水泳選手たちにこのように助言した。

「最高の目標を設定し、細部的かつ段階的に実行していきながら成長しなければならない。毎日訓練と練習を怠ってはならない。そして最後に水泳を楽しまなければならない」

また、萩野はアジア選手としては珍しくマルチ種目に出場している。

今まで自由形の朴泰桓や孫楊(23、中国)、平泳ぎの北島康介(32、日本)ら専門種目で特化した選手たちが世界で頭角を現わすケースはあったものの、萩野のようなマルチプレーヤーはあまりいなかった。萩野は「マイケル・フェルプスをまねていたら自然にこのようになった」と話した。

マイケル・フェルプス(29、米国)は水泳の生ける伝説だ。2004年から2012年ロンドン・オリンピック(五輪)まで3大会で様々な種目で金メダル18個・銀メダル2個・銅メダル2個を獲得した。近代オリンピック116年の歴史で最も多いメダルを首にかけた選手だ。萩野は「フェルプスがロールモデルでビジョンだった。フェルプスのようになるのが目標だった」とし「昨年のバルセロナ世界選手権と今年のオーストラリア・パンパシフィック大会、そして今回の仁川アジア大会まですべて複数種目に出場した。今後も変わりないと思う。2年後のリオ・オリンピックでも多様な種目でメダルを取りたい」と覚悟を明らかにした。



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