2014仁川アジア競技大会が19日に開幕する。仁川をはじめとする9都市(ソウル、京畿道高陽・富川・水原・安山・安養・河南・華城、忠清北道忠州)で、来月4日までの16日間、熱戦が繰り広げられる。金メダルの数は計439個。北朝鮮を含むアジアオリンピック評議会(OCA)加盟45カ国・1万4000人の選手団が、36種目(48細部種目)でアジア最強を競う。韓国は1986年ソウル大会(金メダル93個)と2002年釜山大会(96個)に続き、今回も金メダル90個以上を獲得し、1998年から守ってきた総合2位を日本に奪われないことが目標だ。
◆メダル量産種目に期待
伝統の“メダル畑”のアーチェリーとテコンドーは今大会でも大きな期待を集めている。アーチェリーは従来のリカーブのほか、機械式のコンパウンド種目が追加され、金メダルが倍(4個から8個)に増えた。チャン・ヨンスル総監督は「中国や日本などライバルの実力も相当なレベルだが、全種目で金メダルを目標にしている」と述べた。テコンドーでは宗主国としてのプライドを守る。金メダル6-8個を狙っている。
射撃は広州大会で13個の金メダルを獲得し、注目を集めた。チン・ジョンオ(35、KT)とキム・チャンミ(22、ウリィ銀行)ら看板選手も世界選手権でメダルを獲得するなど好調を維持し、今大会でも好成績が期待される。
広州でそれぞれ8個と7個の金メダルを獲得したボウリングとフェンシングも期待種目だ。両種目とも世界的なレベルにあり、メダル量産が予想される。
変数は基礎種目である水泳と陸上だ。水泳には金メダル53個、陸上には47個がかかっている。日本との2位争いのためには、水泳と陸上で善戦する必要がある。日本より中国が陸上・水泳で多くの金メダルを獲得すれば、2位争いで韓国が有利となる。
最も目を引く競技は「マリンボーイ」朴泰桓(パク・テファン、25、仁川市庁)と中国水泳の看板スター孫楊(23)の対決だ。2人は2010年広州大会の自由形200メートル、400メートルで対戦し、朴泰桓が金メダルをつかんだ。しかし2012ロンドン五輪では孫楊が自由形400メートルと1500メートルを制し、世界トップに立った。ロンドン五輪で銀メダルだった朴泰桓は、自分の名前がついたプールで行われる今大会で勝利を狙っている。
「新体操の妖精」ソン・ヨンジェ(20、延世大)は異変がないかぎり金メダルが予想される。4年前の個人戦で銅メダルを獲得したソン・ヨンジェは、国際体操連盟(FIG)ワールドカップシリーズ11大会連続でメダルを獲得し、勢いに乗っている。中国のトウ森悦(22)、日本の皆川夏穂(17)、ウズベキスタンのエリタベタ・ナジャレンコワ(19)とジャミラ・ラ ラクマトワ(24)がライバルだ。
男子体操では「南北対決」が注目される。2006ドーハ大会の金メダリストである北朝鮮のイ・セグァン(29)と、ロンドン五輪のチャンピオン梁鶴善(ヤン・ハクソン、22、韓国体育大)が競い合う。両選手とも自分の名前が入った技「ヤン・ハクソン1」「ヤン・ハクソン2」と「イ・セグァン」で「跳馬の神」を決める。
バドミントンスターのイ・ヨンデ(26、サムスン電機)も資格停止波紋を乗り越えて名誉回復を狙う。イ・ヨンデは今年1月、行政錯誤によるドーピングテスト拒否で1年間の資格停止を受けたが、5月に選手資格を回復した。イ・ヨンデは復帰後、ユ・ヨンソン(28、国軍体育部隊)とともに出場した国際大会で連続優勝し、トップレベルの実力を見せた。(中央SUNDAY第392号)
<アジア大会>ソン・ヨンジェ、朴泰桓などスターのゴールデンパーティーに視線集中(2)
◆メダル量産種目に期待
伝統の“メダル畑”のアーチェリーとテコンドーは今大会でも大きな期待を集めている。アーチェリーは従来のリカーブのほか、機械式のコンパウンド種目が追加され、金メダルが倍(4個から8個)に増えた。チャン・ヨンスル総監督は「中国や日本などライバルの実力も相当なレベルだが、全種目で金メダルを目標にしている」と述べた。テコンドーでは宗主国としてのプライドを守る。金メダル6-8個を狙っている。
射撃は広州大会で13個の金メダルを獲得し、注目を集めた。チン・ジョンオ(35、KT)とキム・チャンミ(22、ウリィ銀行)ら看板選手も世界選手権でメダルを獲得するなど好調を維持し、今大会でも好成績が期待される。
広州でそれぞれ8個と7個の金メダルを獲得したボウリングとフェンシングも期待種目だ。両種目とも世界的なレベルにあり、メダル量産が予想される。
変数は基礎種目である水泳と陸上だ。水泳には金メダル53個、陸上には47個がかかっている。日本との2位争いのためには、水泳と陸上で善戦する必要がある。日本より中国が陸上・水泳で多くの金メダルを獲得すれば、2位争いで韓国が有利となる。
最も目を引く競技は「マリンボーイ」朴泰桓(パク・テファン、25、仁川市庁)と中国水泳の看板スター孫楊(23)の対決だ。2人は2010年広州大会の自由形200メートル、400メートルで対戦し、朴泰桓が金メダルをつかんだ。しかし2012ロンドン五輪では孫楊が自由形400メートルと1500メートルを制し、世界トップに立った。ロンドン五輪で銀メダルだった朴泰桓は、自分の名前がついたプールで行われる今大会で勝利を狙っている。
「新体操の妖精」ソン・ヨンジェ(20、延世大)は異変がないかぎり金メダルが予想される。4年前の個人戦で銅メダルを獲得したソン・ヨンジェは、国際体操連盟(FIG)ワールドカップシリーズ11大会連続でメダルを獲得し、勢いに乗っている。中国のトウ森悦(22)、日本の皆川夏穂(17)、ウズベキスタンのエリタベタ・ナジャレンコワ(19)とジャミラ・ラ ラクマトワ(24)がライバルだ。
男子体操では「南北対決」が注目される。2006ドーハ大会の金メダリストである北朝鮮のイ・セグァン(29)と、ロンドン五輪のチャンピオン梁鶴善(ヤン・ハクソン、22、韓国体育大)が競い合う。両選手とも自分の名前が入った技「ヤン・ハクソン1」「ヤン・ハクソン2」と「イ・セグァン」で「跳馬の神」を決める。
バドミントンスターのイ・ヨンデ(26、サムスン電機)も資格停止波紋を乗り越えて名誉回復を狙う。イ・ヨンデは今年1月、行政錯誤によるドーピングテスト拒否で1年間の資格停止を受けたが、5月に選手資格を回復した。イ・ヨンデは復帰後、ユ・ヨンソン(28、国軍体育部隊)とともに出場した国際大会で連続優勝し、トップレベルの実力を見せた。(中央SUNDAY第392号)
<アジア大会>ソン・ヨンジェ、朴泰桓などスターのゴールデンパーティーに視線集中(2)
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