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【社説】砲撃翌日に仁川アジア大会に参加するという北朝鮮

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が今年9月の仁川(インチョン)アジア競技大会に選手団を派遣すると23日に発表した。北朝鮮が韓国で開催される国際総合スポーツ大会に選手団を送るのは、2002年釜山(プサン)アジア競技大会、2003年大邱ユニバーシアードに続いて3回目となる。種目別の大会は南北関係が悪化した状況でも行き来が続いた。昨年7月には北朝鮮女子サッカー代表が韓国国内で開催された東アジアカップサッカー大会に参加し、2カ月後には平壌(ピョンヤン)アジアカップウエイトリフティング選手権大会に韓国選手が出場した。1990年京平(ソウル・平壌)サッカー大会、91年世界卓球選手権南北単一チーム出場は、南北の緊張緩和と交流増進の触媒になったりもした。南北間のスポーツ行事は代表的な民間交流として歓迎すべきことだ。多ければ多いほどよい。

しかし北朝鮮が対南挑発と大統領への暴言を続ける状況でのスポーツ交流は光を放たない。2日前、北朝鮮は延坪島(ヨンピョンド)近海で哨戒任務中だった韓国海軍誘導弾高速艦に2発の砲撃をした。砲弾は韓国艦艇からわずか150メートル離れた海上に落下した。艦艇を狙った砲撃は新たな形の挑発だが、北朝鮮はアジア競技大会参加を通知した日、南側が作った欺まん劇だと主張した。北朝鮮が挑発しておいて「でっち上げだ」と言いながら、平和と団結、親善のアジア競技大会の精神を話すのは矛盾だ。北朝鮮が対南軍事挑発と誹謗・中傷をやめる時、南北関係は改善のきっかけをつかみ、仁川アジア競技大会は平和の祭典となる。

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