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【中央時評】ワシントンで韓国の存在感を高めるには(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
例年と同じ韓米関係会議だった。しかし今年はワシントンの雰囲気がやや違って見えた。韓日間の葛藤の余波が間違いなく影響を及ぼしているようだ。

まず出席者のうち日本専門家でありながらも知韓派である知識人や政策担当者の出席が確実に減った。自分たちの発言が韓日両国で起こす波紋を懸念したと思われる。最近の国際会議でよく見られる現象だ。

米国の首都ワシントン。ここでは韓国に対する関心は非常に高い。韓半島(朝鮮半島)専門家に対する需要も決して少なくない。高まった韓国の地位のためではないかと思われる。


しかし心配も少なくない。このような関心が今、非友好的なタイプに変わっているからだ。エバンズ・リビア・コリアソサエティー会長の指摘だ。彼は先日、韓国と日本が米国で争うのを懸念するメールを送ってきた。米国の人たちはうれしくないということだ。日本は言うまでもなく、韓国に対する米国の信頼も揺れるかもしれないと述べた。

しかしワシントンでの韓日中外交角逐戦は避けがたい。このため問題は、どのように絶えず変化するワシントンの動きに戦略的に対応するかが重要だ。ジョンズ・ホプキンス大学のケント・カルダー教授の指摘だ。彼は著書『ワシントンの中のアジア(Asia in Washington)』でこのような対応のヒントを提示している。

カルダー教授は日本専門家であると同時に知韓派だ。彼が見るに、ワシントンは外部からの影響に非常に開放的なグローバルシティだ。そのワシントンでどの国が注目を受けるか、受けられないかは、国力とは特に相関関係がないと見ている。中・弱小国も非常に効果的に外交活動ができるということだ。シンガポールや台湾、韓国などを成功例に挙げている。一方、日本は大国でありながらもそうでないという。彼の指摘のように、米上下両院で韓国大統領は6回も演説したが、日本に首相は一度もできなかった。

なら、ワシントンで外交が成功する秘訣は何だろうか。カルダー教授は強調する。どの国であれワシントンで存在感を高めるためには「権力の半影」をうまく活用すべきだと。「権力の半影」とは、政府や議会のような政府機構と外側の世界を結びつける非政府的機関だ。シンクタンクや法律事務所、大学、メディアなどで形成された「戦略的情報複合体」をいう。



【中央時評】ワシントンで韓国の存在感を高めるには(2)

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