74歳の小説家コ・ジョンイルが最近『不屈の魂、朴正熙(パク・チョンヒ)』を出版した。朴正熙の人生と時代が織りなす10巻の実録大河小説だ。原稿用紙1万8000枚をコ・ジョンイルは鉛筆で書いた。日記のように10年書き続けた。その中で何を言いたかったのか。
コ・ジョンイルには追憶の中の心の傷が3つある。貧困と戦争、そして自殺だ。幼いころ、家族はあまりにひどい生活だった。ソウルの石山にある防空壕の土窟で5人家族が原始人のように暮らしていた。父親に稼ぎがなく、母親が明け方になるごとに物乞いに回った。母親が痛ましく、幼いジョンイルが代わりに出て行った。寒い冬の日、お金持ちの家の門をたたくと家政婦に怒鳴られた。その一方で、ぶるぶる震える子供にご飯とキムチをくれた。白いお米のご飯に海苔がのるとコ・ジョンイルは今でも喉が詰まるという。
【中央時評】君たちに貧困と戦争が分かるか=韓国(2)
コ・ジョンイルには追憶の中の心の傷が3つある。貧困と戦争、そして自殺だ。幼いころ、家族はあまりにひどい生活だった。ソウルの石山にある防空壕の土窟で5人家族が原始人のように暮らしていた。父親に稼ぎがなく、母親が明け方になるごとに物乞いに回った。母親が痛ましく、幼いジョンイルが代わりに出て行った。寒い冬の日、お金持ちの家の門をたたくと家政婦に怒鳴られた。その一方で、ぶるぶる震える子供にご飯とキムチをくれた。白いお米のご飯に海苔がのるとコ・ジョンイルは今でも喉が詰まるという。
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