「金利が非常に低い」という声があちこちで出てくる。預金者の嘆きであり、負債者には喜びだ。銀行の定期預金金利は年2%を割り、1%台に入っている。担保があったり信用が高い人は貸出金利の負担が年3%まで落ちた。大韓民国史上誰も経験したことがないことだ。いや、檀君(紀元前2333年に即位したという伝説上の古朝鮮の王)以来初めてだろう。
金利2%で1億ウォン(約1000万円)を預金しても、1年後に税金(15.4%)を引かれて受ける利子は170万ウォンにすぎない。月14万ウォンだ。引退した人が銀行の利子で月100万ウォンの生活費を確保しようとすれば、なんと7億ウォンを貯蓄する必要があるということだ。「月100万ウォン=7億ウォン」という世の中になったのだ。100万ウォンなら基礎生計費レベルではないだろうか。各自が考える老後生活資金をこの公式に代入すれば、本当にあきれるだろう。このような金利が今後長期間続けば、すべての国民の日常および老後生活を騒然とさせる一大事件となるしかない。解放後、土地改革と1990年代末の通貨危機に匹敵する富の再編をもたらす可能性もある。
クイズを一つ解いてみよう。「月100万ウォン=7億ウォン」になりながら、お金の価値は落ちたのか、それとも上がったのか。一見、落ちたように見える。10年ほど前まで1億ウォンを預金すれば月100万ウォンの利子を受けたが、今は7億ウォンが必要ということだ。しかし逆に月100万ウォンという現金の流れの観点では、預金1億ウォンだったのが7億ウォンに上がった。どちらから見るかによって両方とも答えということだ。これは重要な意味を含んでいる。
このように理解すればよい。お金を水に例える時、貯水池にある水と、泉から流れ続ける水の差だ。銀行という貯水池に入れておいたお金の価値は小さかった。一方、ずっと仕事をしたり投資をして安定的に稼ぐお金の価値は非常に大きくなった。超低金利時代を生きていく知恵はここから出てくる。老後、少なくとも現金の流れをずっと創出する方向に生涯と資産を再設計するのがそれだ。預金が財テクである時代は終わったと考えなければならない。ただの安全な現金保管所にすぎない。
【コラム】「1%金利時代」を生きる方法=韓国(2)
金利2%で1億ウォン(約1000万円)を預金しても、1年後に税金(15.4%)を引かれて受ける利子は170万ウォンにすぎない。月14万ウォンだ。引退した人が銀行の利子で月100万ウォンの生活費を確保しようとすれば、なんと7億ウォンを貯蓄する必要があるということだ。「月100万ウォン=7億ウォン」という世の中になったのだ。100万ウォンなら基礎生計費レベルではないだろうか。各自が考える老後生活資金をこの公式に代入すれば、本当にあきれるだろう。このような金利が今後長期間続けば、すべての国民の日常および老後生活を騒然とさせる一大事件となるしかない。解放後、土地改革と1990年代末の通貨危機に匹敵する富の再編をもたらす可能性もある。
クイズを一つ解いてみよう。「月100万ウォン=7億ウォン」になりながら、お金の価値は落ちたのか、それとも上がったのか。一見、落ちたように見える。10年ほど前まで1億ウォンを預金すれば月100万ウォンの利子を受けたが、今は7億ウォンが必要ということだ。しかし逆に月100万ウォンという現金の流れの観点では、預金1億ウォンだったのが7億ウォンに上がった。どちらから見るかによって両方とも答えということだ。これは重要な意味を含んでいる。
このように理解すればよい。お金を水に例える時、貯水池にある水と、泉から流れ続ける水の差だ。銀行という貯水池に入れておいたお金の価値は小さかった。一方、ずっと仕事をしたり投資をして安定的に稼ぐお金の価値は非常に大きくなった。超低金利時代を生きていく知恵はここから出てくる。老後、少なくとも現金の流れをずっと創出する方向に生涯と資産を再設計するのがそれだ。預金が財テクである時代は終わったと考えなければならない。ただの安全な現金保管所にすぎない。
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