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韓国の検察、産経新聞ソウル支局長を名誉毀損で起訴へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

加藤達也産経新聞ソウル支局長(48)

検察が産経新聞の加藤達也ソウル支局長(48)を刑法上の名誉毀損容疑で起訴する方針を決めた。旅客船セウォル号沈没事故当日の今年4月16日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が“秘線”に接触したという疑惑が事実ではないことが明らかになったという判断からだ。

ソウル中央地検は加藤支局長が“秘線”と記述したチョン・ユンフェ氏(59)を15日に参考人として呼んで調査した結果、チョン氏が4月16日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)を訪問していないことを確認した。

検察は近く加藤支局長を再召喚し、朴大統領の私生活疑惑を報道した客観的な根拠があるかどうかを追加で調査した後、司法処理の程度を決めることにした。加藤支局長は18日と20日の2回の調査で、「朝鮮日報の記名コラムと証券街の情報誌を引用した」と主張した。しかし該当コラムに出てこない朴大統領の私生活およびチェ・テミン牧師疑惑関連の表現に対する具体的な根拠を提示できなかった。


検察の関係者は「2007年の大統領選挙当時、記者会見などでチェ牧師の育英財団不正疑惑を提起したキム・ヘホは拘束され、懲役1年の実刑を宣告されている」とし「当時の判例も検討している」と述べた。また検察は産経新聞の紙面記事よりオンライン記事の名誉毀損の疑いが強いとみて、情報通信網法上の名誉毀損を適用するかどうかも検討している。

これに先立ち検察はチョン氏を15日に参考人として呼んで調査した。チョン氏は「事故の当日、青瓦台に入ったことはない。知人らと一緒にいた。加藤支局長を強く処罰してほしい」と要請したという。チョン氏は証明資料も提出した。検察は当時、青瓦台出入り記録でチョン氏の話が事実であることを確認したという。

チョン氏は自分が朴志晩(パク・ジマン)EG会長尾行の背後という説を提起した時事ジャーナルの記者らを出版物による名誉毀損で告訴した事件、「万万会が国政を壟断している」として秘線疑惑を提起した新政治連合の朴智元(パク・ジウォン)議員を市民団体セマウムフォーラムなどが告発した事件に関しても調査を受けた。万万会は朴大統領当選後に李在万(イ・ジェマン)青瓦台総務秘書官、朴大統領の弟の朴志晩氏、チョン・ユンフェ氏の3人が作った水面下の実力者の会だと野党側は主張している。朴大統領が国会議員当時に補佐官を務めたチョン氏は2007年の大統領選挙当時、故チェ・テミン牧師の5人目の婿だったことが伝えられた。



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