中国の改革・開放1番地である上海・浦東地区は摩天楼の森を作っている。中央の高いビルが「栓抜き」というニックネームを持つ上海世界金融センター(492メートル)、右側が今年完工予定の高さ632メートルの上海タワーだ。左側のとがった塔が上海のもうひとつのランドマークである東方明珠。
摩天楼は高さ150メートル、階数では50階以上の超高層ビルを指す。2012年末現在米国は533棟、中国は470棟を持っている。中国が米国を追い越すのは時間の問題だ。現在中国が作っているビルだけで332棟に上り、5年後には800棟を超える。2022年になれば中国の摩天楼は1318棟に達し、536棟にとどまる米国の2倍以上になる。まさに天下第一の摩天楼王国になるのだ。現在地球上に建てられた摩天楼の87%が中国にあり、人類の歴史でいまほど空に近づこうとする建築ブームはなかった。
中国の超高層ビルブーム…「摩天楼の呪い」懸念も(2)
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