イ・グァンジョン監督(50)
孫弘敏もアジア競技大会出場を強く望んでいる。ブラジルW杯の悔しさを晴らす機会であるうえ、金メダルを獲得すれば兵役が免除される。しかし孫弘敏が合流できるかどうかはまだ不透明だ。所属チームのレバークーゼンが強く反対している。アジア競技大会が開催される9月中旬-10月初めは独ブンデスリーガーのシーズン序盤の版図が決まる重要な時期だ。欧州チャンピオンズリーグ本戦第1・2ラウンドも行われる。球団側は「まだ何も決まっていない」とし、孫弘敏の招集に不快な表情を見せている。
孫弘敏が抜ければイ・グァンジョン監督のワイルドカード選抜構想も複雑になる。イ監督がワイルドカードの筆頭とする196センチの長身FW金信旭(キム・シンウク、26、蔚山)の威力が半減する。「トムとジェリー」と呼ばれる金信旭と孫弘敏は仲がよく、調和がとれた攻撃コンビだ。両選手のうち1人でも抜ければ、イ監督が構想する「ビッグ&スモール攻撃コンビ」の稼働が不可能となる。アジア競技大会の韓国代表には今季Kリーグ得点王のイ・ジョンホ(22、全南)をはじめ、ムン・チャンジン(21、浦項)、キム・ヒョン(21、済州)らがいるが、金信旭とのコンビネーションは検証されていない。
アジア競技大会は国際サッカー連盟(FIFA)からAマッチと認められていない。このため海外組の選手を呼ぶのは難しい。
経験が豊富な中盤の選手を補強するという当初の計画もあきらめなければならない。韓国栄(ハン・グギョン、24、柏レイソル)、辛炯ミン(シン・ヒョンミン、28、全北)、朴柱昊(パク・チュホ、27、マインツ)など、すでに考慮しているオプションをあきらめれば、中盤の安定感に問題が生じるおそれがある。イ監督は残りのワイルドカード1枚はGKまたは中央DFを選び、守備の補強に使う計画だ。孫弘敏が抜けるアジア競技大会の韓国代表はあれこれと考えにくい。
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