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<サッカー>韓国のスター孫弘敏「香川に絶対に勝ちたい」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

周囲68センチ、重さ450グラムのサッカーボール。片手で軽く持つことができるが、孫弘敏(ソン・フンミン)にとっては人生のすべてでもある。車範根(チャ・ボムグン)氏は孫弘敏を「本能的にゴールに向かう生まれつきのFW」と評価した。

2000年代以降に欧州に進出した韓国サッカー選手の中で最も輝いたスターは朴智星(パク・チソン、32、アイントホーフェン)だ。しかし朴智星を超えるほどの潜在力を持つ選手が出てきた。グラウンドで見せる爆発力は朴智星よりも上だ。

孫弘敏(ソン・フンミン、21、レバークーゼン)がその主人公だ。今年、かつて車範根(チャ・ボムグン)氏が所属したレバークーゼンに移籍し、関心はさらに高まった。笑顔がかわいい20代の青年・孫弘敏に、サッカー韓国代表チームのAマッチ期間だった今月初め、坡州トレーニングセンターで会った。孫弘敏はドイツ・ブンデスリーガでの日常から、勝負師としての覚悟まで率直に語った。

--移籍したレバークーゼンの雰囲気はどうか。


「以前の所属チームのハンブルクに比べて競争がはるかに激しい。“適当”にするところがない。少しでもコンディションが良くなければ試合には出さない。監督(サミ・ヒーピア)の信頼を得ようとする選手たちの努力が目に見える」

--練習方法や日常生活に変化はないのか。

「ハンブルク時代には練習量がやや足りないという感じだったが、レバークーゼンは毎日2時間ずつ、しっかりと練習時間を満たす。相手チームの戦術に合わせてプログラムも変える。リベリー(バイエルン・ミュンヘン)のように良いウィンガーがいるチームと対戦する時は、2人の選手が協力して守備をする練習を集中的にする。毎日、新しい緊張感があっていい。日常生活の変化といえば、ハンブルク時代ほど人々が自分に気づかないこと。レバークーゼンではなく、デュッセルドルフに住んでいるのでそうだと思う」

--レバークーゼンには車範根の足あとが残っているのか。

「ホーム球場のサッカーシューズを保管している部屋に行けば、車監督の写真がある。管理職員は車監督の選手時代からいた人だ。その人が車監督は酒もたばこも口にせず、本当に誠実だったと話していた。私も車監督のように強い印象を残したい」

--遠征する時に必ず持っていくものは。

「iPad。映画と歌、芸能番組まですべて入れている。最近見た映画は『殺人の告白』だが、ドイツ語で見た。ドイツiTunesでダウンロードしたところ、ドイツ語バージョンだった。時々わざとドイツ映画も見る。言葉を勉強しなければいけないので」

-- “ファッションリーダー”として注目されているが。

「スポーツ選手もおしゃれでなければいけないと思っている。服を買う時は、どのブランドか分かりにくいものを好む。自分のスタイルのメンターは衣料品店を経営している親戚。ファッション誌でいいスタイルを見つければ、携帯電話で撮影して送ってくれるほど熱心だ」

孫弘敏のファッションセンスの隠れたキーワードは「親孝行」だ。「ドイツまで行き来するのが大変な母のために、よく服やバッグをプレゼントしている。しかし自分のものを買おうとは思わない。あまりにも高いので、クセになれば大変なことになりそうで…」と言って笑った。

--最近、体力がついているようだ。現在の筋力を数値で表してほしい。

「懸垂は13回ほどできる。腹筋は歯を食いしばって頑張れば長く続けられそうだ。ベンチプレスは90キロのバーベルに挑戦したことがあるが、ふらふらしながら何とか上がる程度だった」



<サッカー>韓国のスター孫弘敏「香川に絶対に勝ちたい」(2)

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